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オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

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女性活躍

2024年06月15日00:33【男女平等やら女性活躍やらをめぐって】
すっかり、朝ドラ「寅に翼」にはまっている私ですが、ドラマの時代から80年近く経つというのに、今週は、私にとっては、もやもやするニュースが多かったです。
その1:経団連会長が、選択制夫婦別姓の早期実現を提言。
その2:都知事選をめぐる話題。
その3:国立大に女子枠導入。
 以下、長文お許しください。
<その1>
保守的と思っていた経団連会長が、ビジネスリスクの観点から、選択制夫婦別姓を早く実現して欲しいということです。
女性の管理職や役員が増え、海外でのビジネスに支障があるばかりか、国内(社内)業務にも、また、女性本人にも、生産性を損なう負担があるからということ。
私自身、もう40数年前に同姓を選択し、夫の姓になりましたが、社会人としてまだキャリアが浅かった(3年目)こともあり、今ほどの負担はなかったかもしれません。(今じゃ、旧姓を知っている人の方が少なくなっています。)それでも、旧姓でのシステム設計書を見て、「これってあなた?」と言われたり、旧姓での資格取得証明や卒業証書が自分のものであることを証明する必要があったり、銀行の通帳を作り直したりと、それなりの負担はありました。それからもう40年です! 今のところ、制度は何も変わりません。
反対する方は、家族の一体感とか伝統とか言っていますが、たかだか明治以降の現制度、そろそろ見直してもいいのではと私も思います。
<その2>
来月の都知事選について、大阪府民である私は、選択肢が多くていいなぁと傍観者的ではありますが。
政治面での女性活躍が遅れているという国際評価にも関わらず、主役、もしくは、主要な脇役(?)の女性が3人も。
本来なら、喜ぶべきなんでしょうが、ひねくれものの私は、素直に喜べません。女性にも、いろいろありますからね、ということで。以下、超長くなりそうなので省略します。
<その3>
国立大の4割に(主として理系学部)「女子枠」を導入する(既にされている)というニュース。
学生の多様化が必要、女性の技術者不足のニーズに応えるということらしいです。多分、賛否あると思いますが、明らかな不公平でなければ、女性の進学・キャリアの選択肢を増やす意思を明することは、今の社会では評価できると思います。
けれど、思えば50年前に国立理系に進学し、同学年370人中女子7人という境遇にいた私から見れば、半世紀(!)経って、今ごろようやくという気がしないでもありません。
少なくとも当時のように、「お前らが合格した陰で男子がひとり泣いている」などとは、言わせませんよね。
さらに、この流れは、大学の危機感、そして、出口である産業界の危機感から来ているものと思いますが、入り口である高校までの教育や家庭での教育には、同じ危機感を共有して欲しいなと思います。「女子の進路指導」や「女の子の子育て」も、ともに変わって行くきっかけにして欲しいと切に願います。
以上、今週は、いろいろと思うことの多い一週間でした。

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2024年04月11日11:55【朝ドラに思う】
4月から、生活パターンが少しゆったりできるようになり、何十年ぶりかで、NHK朝ドラを見ています。
女性初の弁護士となった方をモデルにしたドラマは、なかなか興味深く面白いですね。
調べると、戦前の話ではあるが、自分よりたかだか40年ほど前に生まれた方のようで、自分がもしその時代に生まれていたらどうだったろうかと、つい考えたりもします。
(ちなみに、中小企業診断士は、戦後の資格なので、性別の制限はないが、いまだに女性は1割も居ない)
折りしも、日弁連の新会長は、75年目にして初の女性とのこと。
寅子さんが、知ったらビックリするでしょうか?

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2024年01月18日13:06【嬉しいニュース】

昨日の、JALの新社長に、初のCA出身で初の女性社長が就任とのニュース。
今朝の新聞を見ると、その横に、共産党も委員長交代で、女性議員の名前が(こちらは候補だが)挙がっている。
ほんとうの女性活躍とは、こういう人事が特段のニュースにならなくなり、女性活躍という言葉も不要になることだとは思うが、
お二人の写真が並んでいる紙面を見ていて、単純に嬉しい。
比較にもならないが、自分自身も、女性で初とか唯一とか言われることが何度かあった。そして、今は、おかげで徐々に女性の仲間が増えている。
変化の時代には、新たな力が必要。こういう事例がもっともっと増えて欲しい。

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2021年02月06日10:57【森発言のどこが問題か】
【森発言のどこが問題か】
JOCの森会長の発言が物議をかもしていますが、この発言のどこが問題なのかについて、「話が長いかどうかは男女差ではなく個人差」とか「会議の進行役の問題」とかいうのは、少し違うのではないかなと感じます。ましてや「会長として長年苦労してきたんだから」というのは、問題のすり替えです。
ラグビー協会の初の女性理事になられた方も「私のことかな?」と言っておられますが、これまで同質で同調・忖度するメンバーばかりだった会議に、(女性に限らず)異なる属性のメンバーが入ると、これまでとは違う多様な意見が出て議論が深まり時間がかかるのは、極めて当然のことだと思います。シャンシャンで終わらずに議論を活発にしているということを、プラス評価してもいいのではないでしょうか。
五輪の理念や精神に則って、男女平等だけでなく、多様な属性の人たちが臆することなく自分の意見を発することができる環境を作っていくことが、責任ある立場の方の役割だと思います。

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2021年01月24日19:41総合職の半数を女性に!
今朝のニュースより

「丸紅、新卒総合職の半数女性に 3年以内に異例の比率増」

大手総合商社の丸紅は、2024年までに新卒で採用する総合職の半数近くを女性にする。
「環境変化に柔軟に対応するには、同質的な集団からの脱却が必要不可欠だ」(柿木真澄社長)
「(経営目標の一つとして)社会課題を先取りして解決することを掲げていながら、男性8割の会社が十分に応えていけるのか」(人事部)という問題意識 だそうです。
同質的な集団からの脱却、まさに、日本がこの20年成長できていない根本原因のような気もします。丸紅さんが本気で取り組み、成果を上げられることを期待しています。
一方、このニュースのネットコメントを見ると、「能力のない女性の評価にゲタをはかせて採用するのか」「無理に昇格させても経験と実力が追い付かない」と言ったタイプの批判も多く見かけます。
私も、ゲタをはかせる必要はないと思いますが、そもそも能力の評価指標がこれまでの「文句言わずに忖度しながら真面目に働く男性基準」であるならば、これから目指す「環境変化に柔軟に対応できる人材」に基準に変えるだけで、自ずと女性や多様な人材が集まり、組織は変化するのではないかと思います。
ちょうど、先週ある企業から「くるみんマークの取得」についてご相談を受けたばかり。この企業も、社長の命を受けて、取得に向けての取り組み方のご相談でした。
やっぱり、トップの姿勢って大事ですね。
日本の政治は、大丈夫かな?



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