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オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

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女性と仕事・キャリア

2024年08月07日21:52【感謝】
昨日、大阪府中小企業診断協会・大阪府よろず支援拠点・ピザの会の合同で、謝恩会を開催していただきました。
府協会は、理事通算25年・副理事長6年・理事長4年。よろずのチーフコーディネーターは、10年。ピザの会は、20数年前の立上げ時から4年前まで代表を務めていましたが、3月末で責任ある立場は退任させていただきましたので、後を継いでくれた方を中心に一緒に活動した仲間が企画してくださったものです。
おまけに、サプライズで二男一家が会場に現れ、なんか公私混ぜ混ぜで、たいへんありがたく感謝の連続でした。
年齢的にもひと区切り、これからは、後輩の方々がより一層、成長・発展させてくださることを見守り応援しながら、自分自身も、やりたいこと&できること&求められることに、取り組んで行きたいと思います。
皆さま、ほんとうにありがとうございました!452830231_1192983345068899_4285821515551838677_n (1)453015143_804954358125430_7764922715120968786_n453400392_3530311137210716_3526619466825758620_nmitene1a5671d7-b5be-4e1e-a05f-b3037038d020453090704_870210691837144_8447544629324323284_n452552110_1914116439037122_8588692731230616656_nPXL_20240807_105137141PXL_20240807_105227091452323987_879161080936992_3723219470043403942_n452296871_807650164684709_7559582446730521829_n

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2024年07月25日14:46【米・大統領選挙と事業承継に思うこと】
バイデン大統領が、次期大統領選に出馬せず、次世代の候補として、ハリス副大統領を推薦したとのニュース。
日本の首相とは、政治事情も制度もずい分かけはなれているが、個人的には、嬉しいニュースで興味深い。
まず、81歳のバイデン氏が次期4年間務めるとなると、85歳。常識的に考えて、無事務められるかどうか不安がつのる。ましてや、ライバルの共和党トランプ氏も78歳。3億人を超えるアメリカ合衆国のトップとして、また、まがりなりにも世界のリーダーとして、こんな高齢者以外に人材はいないのかと感じていたところだった。

企業経営に置き換えてみると、A社が81歳で認知力に不安がでてきた社長、B社が78歳の剛腕ワンマン社長。もちろん、これまでの業績や人格を否定するわけではないが、さて、どちらの企業と取引がしたいかと問われると、悩むだろう。

そんな状況で、A社が、59歳の女性副社長に事業承継すると発表。新社長としての手腕が未知数なのは否めないとしても、これから将来の長きに渡って取引をするパートナー企業としては、期待感が膨らむ。

現状は、おそらくこんな感じかと‥

さまざまな企業の事業承継の相談・支援をする立場としては、バイデン世代の現役世代に、ぜひ、この状況を客観的にみていただきたく思う。

もうひとつは、後継者が女性候補であるということ。親族・世襲でもないということ。
企業の場合は資産の承継もあるので、全く同じではないが、候補者の選出にも注目したい。

ハリス氏は、確か4年前に副大統領に就任した際に、「私は女性として最初の副大統領になったが、最後ではない」という主旨の演説をされたことを覚えている。

今度は、「私は女性として最初の大統領になったが、最後ではない」という演説を聞いてみたいものだ。

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2024年06月15日00:33【男女平等やら女性活躍やらをめぐって】
すっかり、朝ドラ「寅に翼」にはまっている私ですが、ドラマの時代から80年近く経つというのに、今週は、私にとっては、もやもやするニュースが多かったです。
その1:経団連会長が、選択制夫婦別姓の早期実現を提言。
その2:都知事選をめぐる話題。
その3:国立大に女子枠導入。
 以下、長文お許しください。
<その1>
保守的と思っていた経団連会長が、ビジネスリスクの観点から、選択制夫婦別姓を早く実現して欲しいということです。
女性の管理職や役員が増え、海外でのビジネスに支障があるばかりか、国内(社内)業務にも、また、女性本人にも、生産性を損なう負担があるからということ。
私自身、もう40数年前に同姓を選択し、夫の姓になりましたが、社会人としてまだキャリアが浅かった(3年目)こともあり、今ほどの負担はなかったかもしれません。(今じゃ、旧姓を知っている人の方が少なくなっています。)それでも、旧姓でのシステム設計書を見て、「これってあなた?」と言われたり、旧姓での資格取得証明や卒業証書が自分のものであることを証明する必要があったり、銀行の通帳を作り直したりと、それなりの負担はありました。それからもう40年です! 今のところ、制度は何も変わりません。
反対する方は、家族の一体感とか伝統とか言っていますが、たかだか明治以降の現制度、そろそろ見直してもいいのではと私も思います。
<その2>
来月の都知事選について、大阪府民である私は、選択肢が多くていいなぁと傍観者的ではありますが。
政治面での女性活躍が遅れているという国際評価にも関わらず、主役、もしくは、主要な脇役(?)の女性が3人も。
本来なら、喜ぶべきなんでしょうが、ひねくれものの私は、素直に喜べません。女性にも、いろいろありますからね、ということで。以下、超長くなりそうなので省略します。
<その3>
国立大の4割に(主として理系学部)「女子枠」を導入する(既にされている)というニュース。
学生の多様化が必要、女性の技術者不足のニーズに応えるということらしいです。多分、賛否あると思いますが、明らかな不公平でなければ、女性の進学・キャリアの選択肢を増やす意思を明することは、今の社会では評価できると思います。
けれど、思えば50年前に国立理系に進学し、同学年370人中女子7人という境遇にいた私から見れば、半世紀(!)経って、今ごろようやくという気がしないでもありません。
少なくとも当時のように、「お前らが合格した陰で男子がひとり泣いている」などとは、言わせませんよね。
さらに、この流れは、大学の危機感、そして、出口である産業界の危機感から来ているものと思いますが、入り口である高校までの教育や家庭での教育には、同じ危機感を共有して欲しいなと思います。「女子の進路指導」や「女の子の子育て」も、ともに変わって行くきっかけにして欲しいと切に願います。
以上、今週は、いろいろと思うことの多い一週間でした。

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2024年04月11日11:55【朝ドラに思う】
4月から、生活パターンが少しゆったりできるようになり、何十年ぶりかで、NHK朝ドラを見ています。
女性初の弁護士となった方をモデルにしたドラマは、なかなか興味深く面白いですね。
調べると、戦前の話ではあるが、自分よりたかだか40年ほど前に生まれた方のようで、自分がもしその時代に生まれていたらどうだったろうかと、つい考えたりもします。
(ちなみに、中小企業診断士は、戦後の資格なので、性別の制限はないが、いまだに女性は1割も居ない)
折りしも、日弁連の新会長は、75年目にして初の女性とのこと。
寅子さんが、知ったらビックリするでしょうか?

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2022年04月10日19:13「人口動態からみた働きがい」
「人口動態からみた働きがい」sakura
桜が満開を過ぎましたが、ハナミズキのつぼみが開き始めました。
春爛漫の穏やかな休日、今朝の日経新聞の一面の記事から。

2021年の人口動態は、コロナ禍でリモートワークが進んだこともあり、男性では25年ぶりに東京への流入より流出の方が上回ったということです。

自宅でのリモートワークが増えると、通勤時間よりも、自宅で仕事とプライベートの両方を過ごす時間が増え、都心部より郊外の人気が高まったものと考えられます。

しかし、一方、女性は流入超過が続いているとの調査結果。別の報道では「20代30代の女性」と年齢層まで紹介されていました。
東京の他にも、首都圏や京阪神の大都市では、女性の割合が増えていて、地方都市や郡部では、女性が減り続けているとのこと。一層の少子化が進むのでは、とも心配されています。

なぜ、女性、特に比較的若い女性は、都心部に移動するのでしょうか。
ひとつは、大都市圏には、様々な業種の企業数が多く、中でも女性にとって活躍の可能性が広がる魅力的な企業が多いと考えられているからではないかな? と感じます。つまり、女性にとって「働きがい」のある職場は、大都市圏に多い(と判断されている)ということです。

もうひとつは、生活面や男女観の価値観が影響しているかも知れません。女性(主婦)を家を守る存在として位置づける考え方は、大都市圏より地方の方が根強いことが想像されます。

つまり、女性たちが、働きがいのある職場を求め、キャリアアップすることを考えた結果が、人口動態に表れているのではないでしょうか。

何年も前の話ですが、ある知人男性から「留学に行かせた娘が、そのまま海外で就職して日本に戻ってこない」という相談を受けたことを思い出します。彼女にとっては、日本国内より海外の方が、自分にとって「働きがい」があるということで、お父さんの説得も実らず、今も海外で活躍されているのです。

とは言え、地方に立地している企業の経営者の皆さん、これを容認したままでいる訳には行きません。
この推論が正しければ、逆に、地方であっても、「働きがい」を感じてもらえる企業・職場であれば、また、女性のワークライフバランスなど「働きやすさ」を確保・提供すれば、その地域出身の女性だけでなく、他の地域からも優秀かつやる気のある女性が集まってくれる可能性があるのです! 皆さんのところではいかがでしょうか。他社に先んじて取組み、それを情報発信することで、自社を「働きがい」のある魅力的な企業としてアピールして見ませんか。


当記事にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

関西e中小企業ラボの「働きがいのある会社」づくり支援担当として、
これからも「働きがい」について様々な観点から考え、皆さんのお役に立てるような発信をしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

関西eラボ本記事は、関西e中小企業ラボFBページにも、掲載しています。

コロナ禍で多くの企業経営者が苦しい状況の中で新たな光を探し求めておられる今こそ、「いい人材を採用し、育てて、働きがいのある会社として成長したい」と考えておられる経営者の皆さまに少しでもお役に立つ情報をお伝えしたいと思っています。
#関西eラボ #働きがいのある会社

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2021年10月15日01:45働きがいと「360度評価」
今日も「働きがいのある会社」について、ちょこっと考えてみましょう。

私は、関西e中小企業ラボで「働きがいのある会社」づくりを担当しています。

関西eラボでは、働きがいのある会社 = 仕事のやりがい × 職場の居心地、つまり、働きがいのある会社になるためには、「仕事のやりがい」と「職場の居心地」の両方を高めることが必要だと考えています。

このうち、「仕事のやりがい」は、「自己評価」×「会社の評価(外部評価)」の掛け算で、さらに、「自己評価」は「好き度」×「できる度」、「会社の評価」は「昇進・昇格・昇給」×「経営理念の共有」×「感謝の見える化」に分けて、考えてきました。

さて、先日実施した、とある中堅女性社員向けの研修でのお話。この研修では、参加者の皆さんに予め「事前ワークシート」を配布して、職場の上司や同僚、後輩といった方たちに、「自分のことをどう評価しているか」ヒアリングしてきてもらいます。そう、360度評価の簡易版のようなものです。

会社での人事評価というと皆さん身構えるかも知れませんが、研修の事前ワーク(宿題)が出ているのでと言うと、上司や先輩も気軽に応えてくれるようです。また、この研修では、キャリアアップを考えるときに、ワークライフバランスも大切にするために、家族や友人といった方たちからプライベート面での評価もいただくのが特徴です。

こうして、研修では、参加者同士で「事前ワークシート」を見せ合いながら、自分が会社からどんな評価を受けているか、自分では自分のことをどう評価しているか、ふたつの評価は一致しているか、どんな差があるか、についてディスカッションしてもらいます。

「会社の評価」と「自己評価」の違いに気づいてもらうのが目的です。

受講者の声として特徴的なのが、「思ったより上司の評価がよかった」とひと安心する一方で、「入社した時とは仕事の内容や求められるものが大きく違ってきているのに応えられず、高い評価が得られない」という切実な声もあります。

自分で「会社の評価」を的確に把握すること、評価を得るために行動することは、実際にはなかなか難しいということです。

経営者の側としては、このことをよく理解し、「会社の評価」をより納得性の高いものにし、かつ適切な方法やタイミングで伝えることが、たいへん重要です。「仕事のやりがい」「働きがい」に直結する大きな要因だからです。


皆さんの会社でも、一度、気軽に「360度評価」を試行して、「仕事のやりがい」についての経営者と社員の共通理解を深めてみてはいかがでしょうか。

本記事は、関西e中小企業ラボFBページにも、掲載しています。

コロナ禍で多くの企業経営者が苦しい状況の中で新たな光を探し求めておられる今こそ、「いい人材を採用し、育てて、働きがいのある会社として成長したい」と考えておられる経営者の皆さまに少しでもお役に立つ情報をお伝えしたいと思っています。

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2020年12月18日20:16メルケル首相の演説に思う
【私の尊敬する女性政治家、ドイツのメルケル首相の先日の演説より】
珍しくこぶしを振り上げ感情を露わにしたとも言われていますが、私の心に響いたのは、次の言葉です。

「私は科学による啓蒙(Aufklarung)の力を信じています。啓蒙主義は、今日のヨーロッパ文明の基礎です。私は社会主義時代の東ドイツで物理学を専攻しました。その理由は、社会主義政権がいくら政治的な出来事や歴史上の事実を捻じ曲げることができても、重力や光の速度などに関する事実や法則を歪曲できないと思ったからです」

(記事は、https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fdc248bc5b650b99adb3d71 より。)

私と同年代の女性で、当時の東ドイツ出身、そして物理学を志したという経歴。この言葉には、ほんとに様々な思いが詰まっているんだろうなぁ〜。そして、どの時代どの世界でも通用する、めっちゃくちゃいい言葉だなぁ〜と感じます。彼女が、何を信条に何をよりどころにされているのかも、想像されます。

そう言えば、10代の頃の私も、「コンピューターは男女差別をしないぞ」と思って、情報工学に進んだ理系女子なのでした。(無理やり、共通点を見出そうとしている、はぁ^−^;)

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2020年09月09日17:26女性が当たり前にいる、それがダイバーシティ
クレオ表紙先日、大阪市の男女共同参画関係の外郭団体から取材を受けて、情報誌に記事を掲載していただきました。
雑多なお話をうまくまとめていただいて、ああ回りの方から見たら、そうなんだなって気づかされる部分もあります。
ちょっと恥ずかしいですが、よろしければ、ご笑覧ください。
http://www.creo-osaka.or.jp/publish/pdf_creo/creo_202008p2_3.pdf

クレオ記事1
クレオ記事2

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2020年02月09日17:37「ばあばのお仕事は何?」
最近、毎週のようにお泊りに来る3歳の孫に、突然尋ねられた。
「ばあばは、何のお仕事してるの?」
「(ママに訊いたら)パパのお仕事は、お家を作ることやけど、ばあばのお仕事は、『ひと』を作るお仕事やって言うてたけど、ほんとに?・・・」

なるほど、ハウスメーカー勤務するパパは(営業だけど)家を作るといえば、3歳児にも分かりやすいからなあ。ママも、診断士の仕事を説明するのに多分困って考えてくれたんだろう。
が、最近、弟が生まれたばかりの彼には、ひとを作る?・・赤ちゃんが生まれる???? とどうも合点がいかない様子。

「う〜ん、ひとを作ってるわけではないけど、困ってるひとのお手伝いをするのが仕事かな?」と、答えてはみたが、もひとつしっくりこないなぁ。

「コンサルティング」や「経営相談」のエッセンスを、幼児に分かりやすく説明するという課題を、またひとつもらった。

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2019年12月05日21:42「i−新聞記者ドキュメント」を観て
仕事の合間を縫って、「i−新聞記者ドキュメント」を観てきました。映画「新聞記者」を見逃がしていたので、モデルになった女性の新聞記者(東京新聞の望月記者)がどんな人なのかという興味くらいで、特に事前情報も持たないままでした。

ドキュメンタリーなので、ご本人が登場するわけですが、想像以上に元気はつらつ明るく可愛い女性で、存じ上げている女性起業家にちょっと似た感じでした。

中身ですが、最も響いたのは、「ファクト(事実)に基づき疑問に思ったことを(政治家に)問うことで、国民に真実を伝えるのがジャーナリストの役割」というところ。そして、タイトルからも解るように、ひとりのジャーナリスト(自分=i)としてどう行動するか、どう生きるかを大事にすること、というのが、最も伝えたいことでした。私たちひとりひとりが、事実を知ってどう行動するか、どう生きるかを問われているのだと感じました。

映画の評価が「5」と「1」の両極に分かれているのは、現政権を支持するか否かに起因するようですが、問われているのは、決してイデオロギーや政権支持の是非ではありません。ひとりひとりの生き方なんだという訳です。(実際、今の政権だから質問するのではなく、どんな党、誰が政権を担っても、ジャーナリストの役割は同じと彼女も言っていました。)

振り返って、私自身、息子たち世代や孫たち世代が、これからどんな社会の下で生きていくのか、政治や経済もそうですが、さらに国際平和や地球環境について、「親たちの世代は自分たちだけいい思いをして、あとはガタガタにしてくれたな」などと言われることがないように考え、そして行動しなければ、と感じたことでした。


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