2014年09月07日20:32女性の創業・経営支援について思うこと
大阪は、爽やかな日射しの日曜日となりました。秋ですね。
さて、6月からオープンしたよろず支援拠点では、中小企業とくに個人企業や家族経営などの小規模な事業者さんの相談も積極的にお受けする敷居の低い、相談拠点なのですが、最近少し感じていることがあります。
女性の創業・起業や、事業推進についてのご相談についてです。安倍政権が、女性の活躍推進策を積極的に打ち出しているのと平行して、女性起業塾やセミナーも各地が活発に実施されています。
で、実際に事業計画を立てる、起業する、事業を進めるという具体的場面になって、当然様々な課題が生じてきます。その課題の相談を受ける(はずの)支援者に圧倒的に男性が多く、事業への想いや家族・子育て・生活との狭間で揺れる思いを十分受けとめてくれない、話を聞いてきいてくれる人が少ないということです。
確かに、女性の起業はスモールビジネスであることが比較的多く、また、従来の産業分類にはなじまないテーマも多々あります。事業化まで行くのが難しいことも確かです。だけど、従来になかったこれらのビジネスの「芽」を既存のスキームで判断して不十分な点を指摘し芽を押し込めるだけでは、我々支援者の使命は不十分ではないかと思います。
「よろず」と名付けられているので、まさに多様な方々のご相談が寄せられます。私たちは、常にニュートラルかつ柔軟な姿勢で相談者と真摯に向き合うことで解決の糸口を見つけたい考えています。