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オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

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2009年06月06日09:16国際国流本番(その2)
午後からは、真空計測機器、圧力計測機器など、測定器の製造メーカーである「岡野製作所」(http://www.okanoworks.com/)様を訪問し、ものづくり中小企業の現場を見学させていただいた。

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岡野製作所の岡野社長は、大阪府の事業可能性評価「テイクオフ大阪21」の第1号認定を受けられた方だ。以来、約7年間に渡って170余の認定事業者のリーダー的存在として、自社の事業を進めながら、後輩の起業家を励ましてくださった。国や府のものづくり企業向けの政策に積極的にチャレンジされ、また我々診断士などの専門家とも、いい関係を保っていただいている。

そんなご縁で、工場見学のご無理をお願いしたが、当日は、各セクションの責任者を集め、全社を挙げてたいへん歓待していただいた。特に、2グループに分かれて見学することになり、通訳がおひとりしたいなかったので、急遽、自身が英語での製品の説明をしていただいた研究開発責任者の岡野さん(社長の愛娘さん)の心遣いには、とても感激した。男性と同じ作業着を着て、研究の第一人者でありながら、女性のトイレの心配という細やかなところまで気を遣ってくださった。(こんな若い女性がもっと増えると嬉しいなぁ〜)

組立て・検査など、各作業場の見学のあと、社長から企業側から見た中小企業施策や診断士についてのお話をいただいた。政策・支援を効果的なものにするためには、人と人とのつながり、十分なコミュニケーションが必要だということを繰り返し強調されていた。まさに実感である。

10カ国の中には、同社の計測器が納入されている国もあった。最後に、遠く海の向こうから、見学に来てくださったお礼にと、日本の技術の代表として「消せるボールペン」と、そして、社長の気持ちとして社長直筆の『愛』という字の色紙を全員にプレゼントしてくださった。(写真)

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会社というのが、技術とそれを担う人材とそして社長のマインドで成り立っているということを、見事に世界に発信していただいた。最後に、全員で記念撮影をして帰路に着いた。

2009_0603国際交流0036


彼らは、これから約1ヶ月近く、研修が続くらしい。すべての日程に同行される通訳の方(彼女もまた心・意図を伝えるすばらしい方)も含めて、皆さんの実り多いことをお祈りします。


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