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オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

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2014年01月

2014年01月25日09:01誰のための「女性の活用」か
土曜日の朝の番組を見ながら・・・
安部首相はしきりに「女性の活用」って言ってるみたいですが、これってすごく「男性目線」なんですよね。まだあまり使ってないコマをもっと使いたおそう的な・・
実際に育児と両立している女性管理職の方は、「両方楽しめる」また「育児もキャリアのひとつ」「一番の障害は長時間労働」と発言していますし、私もこの分野の研修では、育児を経験している女性は、「限られた資源(とくに時間)のマネジメント」「人材育成」「顧客目線」の面で出産前より向上していることに自信を持ってとお話しています。
「女性を活用しよう」なんて言うより「女性たちの考え方、働き方をもっと尊重し、いろんな価値観を融合して成長しようよ」と言ってくれば、女性はもっと気持よく活躍できると思うのですが。

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2014年01月06日09:08女性の目から観た「永遠のゼロ」
おはようございます。今日が仕事始めという方も多いと思います。駿馬のように、軽やかなスタートと行きたいですね。

さて、正月休み中に映画「永遠のゼロ」を観た方がたくさんおられました。私もその一人です。号泣したというよりは、ハンカチが離せなかったという感じですが…
この映画、女性は、主人公の妻と娘、そして主人公の孫の3人くらいしか登場しませんが、若くして夫を特攻で亡くし幼子をかかえた妻の人生、皆さんはどうご覧になりましたか?

当時はこのような境遇の女性が決して珍しくなかったと思いますが、女性が経済的に自立することが今よりはるかに困難だった時代には、誰か(男性)に頼って生きるより他に道はなかったんだということを、再認識させられました。

いまでも、「寡婦」(夫と死別あるいは離別してその後再婚していない人)という言葉があり、寡婦控除という税制があります。最近、女性にだけ適用されるのは平等ではないという男性からの訴えもありましたが、現在も、この制度が生きているのです。

アベノミクスの成長戦略では、改めて女性の活用が強調されていますが、女性がほんとうの意味で自分の意思で人生を選択できる社会とは、「寡婦」や「未亡人」などという言葉が死語になる社会だと痛感します。もちろん、平和が大前提です。

今年は、本質をしっかり見据えて、妥協しないようにしっかり仕事して行きたいと思います。
よろしくお願いします^ー^

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2014年01月02日16:20初心を思い出させる年賀状
午年毎年いただく年賀状の中に特別な2通があります。
どちらも、もう10年ほど前にそれぞれ別の公的機関の経営相談がきっかけでお目にかかった方で、私よりもだいぶ年輩の男性です。

おひとりは、自宅の一室で自分のライフワークと言える事業をずっと続けておられ、自室のPCがウィルスに感染したとのSOSで出張相談に出かけました。相談というより、ウィルス除去&ファイル回復の実作業です。何時間ほどかかったかはっきり覚えていませんが、最初に停めた駐車場が閉まるからと途中で移動させたことは確かです。途中でお寿司をご馳走になりながら、作業は深夜に及びました。たいへん感謝していただき、それ以来、律儀にお便りをいただきます。

もうおひとりは、最初は、ネットビジネスの顧客開拓のご相談でした。しかし、ネットで展開するには困難な事業内容で、なぜこの事業にこだわるのかをお聞きするうちに、多大な負債の返済と自分にもしものことがあった時の多額の生命保険の掛け金のために、事業収入が必要だと考えておられることがわかってきました。私は、根本的には「自己破産」の方法を検討すべきこと、そのメリット・デメリットを一緒に調べながらお伝えしました。悩んだ末に、その解決法を選ばれ、以来、毎年年賀状で近況を知らせてくださいます。今年は、年末に男の料理教室で「ぶり照り」や「くりきんとん」を作ったと書いておられました。

経営相談は、本来は事業展開や経営革新のためのアドバイスをすべき場所であるとは思いますが、私が「困ったときの駆け込み寺」的な役割も無くさないでと思うのは、こんな体験から来ているのです。
お二人の年賀状をみるたびに、初心を忘れないようにと思い返しています。

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