2010年11月
2010年11月27日16:44男子進学校のワーク・ライフ・バランス教育
有名進学男子校、家庭科に力 調理以外にも子育て・介護という記事をasahi.comで見つけた。
いわゆる偏差値の高い男子進学校で、日々の暮らしの中から社会や世界を考えられる科目として、家庭科教育を導入している学校が増えているらしい。
大学入試に向けた勉強だけでなく、社会に出て真にリーダーとなる人材を育成するためという意味合いもあるのだとか。(詳しくは記事を参照してください。)
たいへんいい傾向で嬉しく思う。と同時に、我が息子の中高時代にこんな教育を受けさせて欲しかったな、と残念にも思う。当時の中学受験は、とにかく塾、塾、塾。夏休みともなると、お弁当を昼と夜の2つ持って終電近くまで塾通い。マイカーでのお母さんの送り迎えは当然。自分の勉強のためにはお母さんはもちろん家族全員が静かに暮らすのが当り前と言われ、仕事を持つが車を持たず、小さな弟を連れて送り迎えもできず、弁当だけはギリギリ・・という私は何となく引け目を感じたものだった。
しかし、そんな王様的環境で育った有名進学校の男子学生が、将来的に政治や企業の組織のリーダーとなっても、ワーク・ライフ・バランスが実感として捉えられるはずがない。だから、組織の中のWLBの取組みに魂がこもらない。比較的裕福な家庭の子が多い中で、自分の手で育児や介護を体験し考えることは重要で、主要科目の勉強以外に大事なことがあることに気づくという効果も大きいだろう。
ああ〜何だか自分自身の子育ての反省も込めて、この取組みはぜひ積極的に続けて欲しいと願う。
いわゆる偏差値の高い男子進学校で、日々の暮らしの中から社会や世界を考えられる科目として、家庭科教育を導入している学校が増えているらしい。
大学入試に向けた勉強だけでなく、社会に出て真にリーダーとなる人材を育成するためという意味合いもあるのだとか。(詳しくは記事を参照してください。)
たいへんいい傾向で嬉しく思う。と同時に、我が息子の中高時代にこんな教育を受けさせて欲しかったな、と残念にも思う。当時の中学受験は、とにかく塾、塾、塾。夏休みともなると、お弁当を昼と夜の2つ持って終電近くまで塾通い。マイカーでのお母さんの送り迎えは当然。自分の勉強のためにはお母さんはもちろん家族全員が静かに暮らすのが当り前と言われ、仕事を持つが車を持たず、小さな弟を連れて送り迎えもできず、弁当だけはギリギリ・・という私は何となく引け目を感じたものだった。
しかし、そんな王様的環境で育った有名進学校の男子学生が、将来的に政治や企業の組織のリーダーとなっても、ワーク・ライフ・バランスが実感として捉えられるはずがない。だから、組織の中のWLBの取組みに魂がこもらない。比較的裕福な家庭の子が多い中で、自分の手で育児や介護を体験し考えることは重要で、主要科目の勉強以外に大事なことがあることに気づくという効果も大きいだろう。
ああ〜何だか自分自身の子育ての反省も込めて、この取組みはぜひ積極的に続けて欲しいと願う。
2010年11月21日02:13ピザの会主催「第6回ビジネスプランコンテスト」速報
20日土曜日の午後、第6回を迎えて恒例となったピザの会の年間の最大行事「ビジネスプランコンテスト」を大阪市内のたかつガーデンで開催しました。
今年も約2倍の競争率で書類審査を通過された5組の方々にプレゼンテーションをしていただき、ピザの会のメンバーと会場参加者全員が審査員となって、金賞(賞金10万円)と銀賞(賞金5万円)を決めさせていただきました。
今年のプレゼンテーマは、
・こども経営アカデミー
・どんぐりコーヒーの製造販売
・お菓子教室&カルチャーサロン
・すいな整体サロン/漢方茶経営
・省エネ蛍光灯の発明・販売
の5件でした。どんぐりコーヒーのプレゼンテーションは、なんと長野県安曇野市から泊まりがけで駆けつけてくださいました。
結果は、金賞:すいな整体サロンの畠中恵美さん、銀賞:こども経営アカデミーの長島さん夫妻となりましたが、どのプランも皆さんそれぞれの想いが詰まっていて、会場審査員もたいへん刺激をいただきました。また、プレゼン者同士がライバルというよりも創業者仲間として情報交換し交流を深められるのも、いつもながらたいへん印象的でした。
最近、事業仕分けのセイばかりではありませんが、以前に比べて創業支援や起業家のコンテストは減少傾向にあります。しかし、今回のコンテストでも改めて感じるのは、現在の社会や我々の生活に問題意識をもってこれをテーマにビジネスを起こそうという方は、決して少なくないということです。
そして、これらの方々が仲間と切磋琢磨しあい、また私たち支援者も現場で研鑽をつみ、それぞれのビジネスの実現性を高めよりよいものにして行こうという貴重な場づくりが、私たちのコンテストの意義であると改めて感じました。
今回の金賞のプランは、世界レベルの競技スポーツの選手としての怪我などの体験がきっかけで、東洋医学の「すいな」という手法でストレス社会に貢献し引退後のスポーツ選手に起業の道を拓きたいというものでした。また、銀賞のプランは、小中学生に仕事の現場や経営の魅力を何とかして伝え、中小企業の事業承継にも貢献したいという切実な想いを持っておられました。
さらに今回の特徴は、夫婦の生活体験に根ざしたプラン、夫婦共同で取り組むプランが多かったこと、また、妻のビジネス参加を支える夫という微笑ましい夫婦の姿が目立ったことでした。
HPを立ち上げるだけでなく、ブログやツイッターで情報発信される姿も当たり前となりました。
コンテストの表彰後は懇親会場に場を移し、一層の交流を深めるとともに今後の健闘を誓いあい、心地良い疲労感で夜は更けていきました。
今年も約2倍の競争率で書類審査を通過された5組の方々にプレゼンテーションをしていただき、ピザの会のメンバーと会場参加者全員が審査員となって、金賞(賞金10万円)と銀賞(賞金5万円)を決めさせていただきました。
今年のプレゼンテーマは、
・こども経営アカデミー
・どんぐりコーヒーの製造販売
・お菓子教室&カルチャーサロン
・すいな整体サロン/漢方茶経営
・省エネ蛍光灯の発明・販売
の5件でした。どんぐりコーヒーのプレゼンテーションは、なんと長野県安曇野市から泊まりがけで駆けつけてくださいました。
結果は、金賞:すいな整体サロンの畠中恵美さん、銀賞:こども経営アカデミーの長島さん夫妻となりましたが、どのプランも皆さんそれぞれの想いが詰まっていて、会場審査員もたいへん刺激をいただきました。また、プレゼン者同士がライバルというよりも創業者仲間として情報交換し交流を深められるのも、いつもながらたいへん印象的でした。
最近、事業仕分けのセイばかりではありませんが、以前に比べて創業支援や起業家のコンテストは減少傾向にあります。しかし、今回のコンテストでも改めて感じるのは、現在の社会や我々の生活に問題意識をもってこれをテーマにビジネスを起こそうという方は、決して少なくないということです。
そして、これらの方々が仲間と切磋琢磨しあい、また私たち支援者も現場で研鑽をつみ、それぞれのビジネスの実現性を高めよりよいものにして行こうという貴重な場づくりが、私たちのコンテストの意義であると改めて感じました。
今回の金賞のプランは、世界レベルの競技スポーツの選手としての怪我などの体験がきっかけで、東洋医学の「すいな」という手法でストレス社会に貢献し引退後のスポーツ選手に起業の道を拓きたいというものでした。また、銀賞のプランは、小中学生に仕事の現場や経営の魅力を何とかして伝え、中小企業の事業承継にも貢献したいという切実な想いを持っておられました。
さらに今回の特徴は、夫婦の生活体験に根ざしたプラン、夫婦共同で取り組むプランが多かったこと、また、妻のビジネス参加を支える夫という微笑ましい夫婦の姿が目立ったことでした。
HPを立ち上げるだけでなく、ブログやツイッターで情報発信される姿も当たり前となりました。
コンテストの表彰後は懇親会場に場を移し、一層の交流を深めるとともに今後の健闘を誓いあい、心地良い疲労感で夜は更けていきました。
2010年11月19日00:12ブランドとDNAプロジェクト
1ヶ月以上ブログを更新できない日が続きましたが、相変わらずの自転車操業で毎日それなりにやっています ^ー^
来月始めの女性向けの創業塾のカリキュラムの中で、「ブログを活用したPRの仕方」「ブログの効果的な作り方・使い方」というテーマをいただいているのに、これではイケナイと、久しぶりの更新です。
現在、創業90年を向かえたある企業で、「ブランドチーム」と「DNAチーム」からなる経営改善プロジェクトを進めています。
知名度の高い老舗企業ですが、我が国の高度成長とともに成長してきた時期に比べると、苦戦を強いられています。そんな現状の中で、10名あまりのメンバーが、顧客から支持されている自社のブランド力とは何かをしっかり見据え強化する「ブランドチーム」と、社内で守り引き継ぐべき伝統の強み(遺伝子)を従業員に浸透させる「DNAチーム」に分かれて、社内・社外への取組みを企画・実践しているのです。
初めは「会社がもっと○○して欲しい」とか「上司が○○してくれない」とか言っていたメンバーも、毎回の議論の中で、自分の頭で考え、決まったことを各現場に持ち帰って実践し、結果を持ち寄って分析し・・と言った、いわゆるPDCAを体験する中で、徐々にではありますが、メンバーに変化が見えてきています。
先週は、そんなプロジェクトの両チーム合同での上半期の報告会。
店内の営業経験しかなかったメンバーが、外回り営業を体験して感じたことをプロジェクトメンバー全員の前で読み上げてから変化したこと。お客さまアンケートの集計目標枚数を高めに設定してから、接客の方法が変化したこと。いわゆるホウレンソウ(報告・連絡・相談)を単に唱えるだけでなく、何故必要か何を誰に伝えるべきかを考えてから部署間の連携の重要性が見えてきたこと・・・
ハイレベルの取組みをしているわけではないが、自分たちにできることを模索して精一杯やってきたことを報告するメンバーの態度は、半年前に比べるとずい分堂々として頼もしくなっていました。
最後に、社長からお褒めと更なる励ましの言葉とともに、メンバー全員に一冊ずつある本がプレゼントされました。
その本とは、そう「もしドラ」。
社長さん、何もおっしゃらなかったけど見ていただいてたのかな。出来すぎたストーリーですが、先週実際にあったお話です。
これから、2つのチームの更なる成長が楽しみになってきました。
来月始めの女性向けの創業塾のカリキュラムの中で、「ブログを活用したPRの仕方」「ブログの効果的な作り方・使い方」というテーマをいただいているのに、これではイケナイと、久しぶりの更新です。
現在、創業90年を向かえたある企業で、「ブランドチーム」と「DNAチーム」からなる経営改善プロジェクトを進めています。
知名度の高い老舗企業ですが、我が国の高度成長とともに成長してきた時期に比べると、苦戦を強いられています。そんな現状の中で、10名あまりのメンバーが、顧客から支持されている自社のブランド力とは何かをしっかり見据え強化する「ブランドチーム」と、社内で守り引き継ぐべき伝統の強み(遺伝子)を従業員に浸透させる「DNAチーム」に分かれて、社内・社外への取組みを企画・実践しているのです。
初めは「会社がもっと○○して欲しい」とか「上司が○○してくれない」とか言っていたメンバーも、毎回の議論の中で、自分の頭で考え、決まったことを各現場に持ち帰って実践し、結果を持ち寄って分析し・・と言った、いわゆるPDCAを体験する中で、徐々にではありますが、メンバーに変化が見えてきています。
先週は、そんなプロジェクトの両チーム合同での上半期の報告会。
店内の営業経験しかなかったメンバーが、外回り営業を体験して感じたことをプロジェクトメンバー全員の前で読み上げてから変化したこと。お客さまアンケートの集計目標枚数を高めに設定してから、接客の方法が変化したこと。いわゆるホウレンソウ(報告・連絡・相談)を単に唱えるだけでなく、何故必要か何を誰に伝えるべきかを考えてから部署間の連携の重要性が見えてきたこと・・・
ハイレベルの取組みをしているわけではないが、自分たちにできることを模索して精一杯やってきたことを報告するメンバーの態度は、半年前に比べるとずい分堂々として頼もしくなっていました。
最後に、社長からお褒めと更なる励ましの言葉とともに、メンバー全員に一冊ずつある本がプレゼントされました。
その本とは、そう「もしドラ」。
社長さん、何もおっしゃらなかったけど見ていただいてたのかな。出来すぎたストーリーですが、先週実際にあったお話です。
これから、2つのチームの更なる成長が楽しみになってきました。