2008年12月
年の初めに自分自身の今年の漢字は「応」(適応・対応・応用・・・)と決めて臨みましたが、知事交代をきっかけとした大阪府の中小企業支援施策の大幅な縮小に始まり、金融危機による企業の経営環境の悪化と、クライアント企業さまにとっても、私にとっても、たいへん厳しい年でしたが、逆にいろいろと勉強させていただいた一年となりました。
マイミクさんの中にもお世話になった方も多くおられます。改めて感謝申し上げます。
年末年始は、家族4人それぞれのスケジュールで日程も交通手段もバラバラなのですが、夫の実家(白山市)にともかく帰省&集合し、お正月を過ごす予定です。
光ファイバーもモバイルもなく、ゆっくりと温泉につかるのが楽しみです(ドカ雪が降らないよう祈ってます)
皆さまにとっても、新たな一年が有意義な年になりますよう、お祈り申し上げます。
「自宅のリフォームを地元で支店を増やして営業熱心な業者Sに依頼したら若い営業マンが初回の打合せから遅れて訪問した」
「おまけに材料の発注ミスで大工さんが手待ち状態になり、工期が2週間も遅れたのにお詫びのひとつもなかった」
「本社からは何事もなかったかのようにアフターフォローの葉書が届いたので思わず苦情を書いて送ったら、初めて誤りに来た」
「若い営業マンは、涙を浮かべて誤ったクセに上司にミスを報告していなかった」
息子の元PTA仲間のママさん同士の忘年会で、仲間のひとりSさんの怒りは治まらない。消費者としての手厳しい意見の中に、一瞬『涙を浮かべた若い営業マン』に就活に励む自分の息子や娘の姿をダブらせて、彼に同情してしまったことが、一層悔しいらしい。
「一年前に買った洋服のサイズが合わないと交換や返品にくる客がいる」・・・今度はショッピングセンターでパートをしているMさんの発言。「そんなときどうするの?」「基本はお客さまの要望に応えるよ」「えぇ〜〜そんな非常識な客も相手にしてるの?」
その後、店内で放送される「お呼び出し」の放送の本当の意味や、お取り置きの扱い、在庫処分の実態なども次々に暴かれる。
「スーパーの人事管理の最大の難問はパートさん達の派閥争い」ここでは、現場のMさんと私のコンサル経験が一致した。
主婦・消費者としての眼、母としての子を思う心、パートの現場レポート、そして少しだけコンサルタント的私の発言。
食べて飲んでそして喋って、あっという間に4時間も経っていた、私たちの忘年会。
最後に「リフォーム業者Sには絶対頼んだらあかん!」と合唱して帰路についた
下手な会議より、よほど消費者の実態と現場の状況が把握できると思いませんか?
12月になると、私には苦い思い出がよみがえります。
もう10年余り前、下の息子が小学2年生のときのこと、仕事と忘年会で忙しい12月に、息子が学校でふとした弾みから頚骨(首の骨)を脱臼。
そんなにヒドイはずがないという思い込みと、レントゲンでも見えにくい部分だったこともあって、正確な診断が遅れ、その間数週間も息子にはたいへん辛い思いをさせてしまいました。そして挙句に、正月休み明けから、3学期中を入院・手術・リハビリと病院で過ごすハメになってしまったのです。
私は、罪の意識も強く、病院に泊り込んだり、病院に仕事を持ち込んだり、病院から出勤したり、そして、彼が退院するまで禁じて回復を祈っていました。
働く母親として、子育てにも仕事にもたいへんダメージを受けながらも、家族や当時一緒に仕事をしていた方々の励ましと好意で何とかピンチを切り抜けることができました。
この季節になると思い出します。今では、当時のことを家族で笑い話にできる幸運にほんとに感謝感謝です
土曜日は、京大の女性起業家プログラム(http://
問題意識のあるところ、ビジネスチャンスありのはずなのだが、プランが十分練れていないことだけでなく、社会的な問題を解決するサービスに対して「誰が対価を支払うのか」ということについて、私たち自身、明確になっていないからかも知れない。ボランティア(無償)、公的負担(税金や保険制度)、自己負担、企業負担・・・
彼女らのビジネスプランが、既成の枠組みを越えて新たなスキームへの一石になってくれるといいなと思う。
仕事が終わってからは、二男の下宿先に向かう。
自分のバイト先の串揚げ屋さん(の別の店舗)に案内してくれて2人で食事。その後、大阪の自宅に深夜に戻る。
日曜日は、東京で会議があり日帰り出張。東京では夫がガイド役。昼は銀座の歩行者天国でインド料理。会議後、皇居周辺を少し歩く。銀座や有楽町の人ごみと皇居の静寂が、ほんの徒歩10分ほどの距離にあることに、不思議なコントラストを感じながら・・・
夕食は東京駅近くで、和食&
19時発のぎりぎりまで過ごして、ようやく帰宅。
さあ、明日は大阪で12月からスタートする某制度の初日
今年の締めくくりをしっかりしよう!