ママさん診断士のてんてこまい日記

ママさん中小企業診断士&ITコーディネータ事務所「オフィスKITS」代表です。 大阪はじめ関西の中小企業のコンサルティングや人材育成支援をメイン業務としています。 女性診断士の会「ピザの会」の活動も頑張っています。 プライベートでは、息子2人と孫1人、日々ぬくもりを感じながらマイペースで暮らしています。

中小企業支援

ピザの会第15回ビジネスプランコンテスト開催報告

全体写真1女性中小企業診断士の会「ピザの会」主催のビジネスプランコンテストの開催報告です。
コンセプトは、「おんなが選ぶ、みんなで選ぶ」‥企画・運営は、すべてピザの会のメンバー(女性)で行い、審査は当日の会場にいる全員(発表者、傍聴者、ピザの会メンバー)が審査員となって行います。
2005年から毎年開催しているので、今年で15回目となりますが、11回目からは「事業ステップアップコンテスト」と名称を変更し、まだ創業の一歩を踏み出していない方ではなく、創業後のステップアップを目指す方たちを対象としています。なので、一度受賞した方でも、さらなるステップアップを目指して、再度チャレンジすることが可能です。

04松本さんそんな私たちピザの会メンバーの想いをくみ取ってか、今年度の金賞は、3年前に奨励賞を受賞された「チアーズ!」の松本真規子さんが受賞されました。3年前より実績を積んで、さらにステップアップしたいという、まさにその通りのプレゼンでした。
昨年度の金賞の「遺言白書」辻さんも、奨励賞からの2度目のチャレンジでした。我々としては、こういった継続支援ができることを、たいへんありがたく嬉しく思っています。

受賞者5人写真1もう一点は、今年度の事業プランのテーマが、「働く人を元気に(健康に)する」「職場の環境をよくし仕事の効率をあげる」といったものが多かったことです。
政策面でも、「生産性向上」や「働き方改革」「健康経営」が推奨されていますが、ピザの会のコンテストでの事業テーマは、これを「食べ物で社員が健康に!」「ヨガで未病を解消」「アロマの香りで職場の生産性アップ」というように、ITやツールによるものとは異なる視点で、自身の体験をもとに身近なところで効果を実感しているもので、根っこには「人々に健康で幸せになってほしい」という熱い想いがつまったものばかりでした。プレゼンの熱意に惹かれて、会場からも熱い質問が相次ぎました。

男性の多い政治家や行政ではあまり重視されないこれらのテーマが、実はほんとの意味での「人々の幸せ」につながる、働き方改革・生産性に効果を発揮するのではと、私も感じます。
「イノベーションには多様性が必要」というのは、こういうところにも表れているように思います。

第15回ビジネスプランコンテスト 応募プラン募集中!

contest2018-4大阪の女性中小企業診断士の会「ピザの会」では、毎年ビジネスプランコンテストを主催しています。
自治体や金融機関などの大規模なものとは違って、私的なコンテストですが、毎年、金賞10万円、銀賞5万円を、ピザの会メンバーが出しています。
今年で、15回目(15年目)になります。結構長く続いています。

ということで、今年も皆さんの魅力的な事業のご応募をお待ちしています。
応募要領や応募様式、これまでの開催の様子など、詳しくは、ピザの会の公式サイト(http://www.w-pizza.com/contest.html)をご覧ください。

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「鐵の町」の若手後継者グループの勉強会に参加!

【鐵の町の後継者たちの勉強会】
昨日は、大阪府よろず支援拠点でこんな取り組みをご支援しました。。
鐵の町九条の町工場の若手後継者の自主活動グループ「てづくり工場組合」は、これまで「ガイアの夜明け」にも取り上げられたユニークな活動を行っています。
自分たちが「経営者たる」べく活動するための問題点やその改善点について、グループワークをしながら夜遅くまで熱心に議論する姿に、支援する側の方が心強く感じ、また元気をもらいました。

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※写真にあるように、大きいサイズのポストイットカードを準備するように伝えたところ、「アス〇ル」で発注したら、G20の影響で配送が遅れ「明日(つまり当日)来なかった」というメンバーもいて、こんなところにも影響が…

夜遅くまで、熱心な議論のあと、近くのお店でお疲れ様の乾杯! すっかり夜が更けて、ガラガラの阪神高速をTAXIで帰ることとなりました^−^
けど、ほんと彼らは、よく勉強していて、また自分の会社の将来、そして地域の産業の将来をしっかり考えています。素晴らしい後継者たちです!

学生の目から見た「企業」と「人材」

大学 少し前のことになるが、大阪府内の某大学で特別講義をさせていただいた。
講座名は「現代産業論」と大きいが、私へのリクエストは「現代の企業経営をとりまく問題およびそれに対する企業の対応」について、そして「中小企業診断士」という資格や仕事の内容についても少し紹介して欲しいというものであった。

まず、「企業とは何か」という問いかけをすると、「モノを売って儲けるところ」「ヒトが集まって仕事をするところ」といった回答が返ってくる。就活を控えた学生から見た「素」の企業像である。

そこで、今回は、少子高齢化、人手不足といわれるように「ヒト」に注目が集まる時代なんだよということで、経営資源の中でも「ヒト」に焦点をあててお話をした。
「人財」「人材」「人在」「人罪」という話。また、バイトテロやコンビニの24時間営業など、身近な話題も取り上げた。

授業終了後の出席者のレポートから感想を拾って紹介すると、
・これまで就職先として中小企業より大企業の方がいいと思っていたが、自分が人材として活躍できるのは中小企業の方がいいかもと思った(別に私はそうは勧めていませんが・・)
・今のバイト先では、社員や先輩の中に「人在(いるだけの人、言われた仕事をするだけの人)」が多いと思った。自分は「人材」以上になりたいと思った

一方では、
・レオ〇レスのような不正が社内で起きたとき、自分は間違いに気づいても上司に逆らう意見をはっきり言うことはできないと感じた(きわめて正直な感想だけど・・)
・バイト先に外国人が増えたが、多くは留学生で、自分の目から見て彼らは「過労(働きすぎ)」です 
また、コンビニで深夜バイトをしている学生からは、
・いつでも開いているという安心感という意味で重要な役割を果たしていて、急な残業で終電がなくなりひ食料や歯ブラシを買いにくる人もいるので役だっていると感じている。だから、24時間営業廃止には反対
といった正直で貴重な意見もあった。

授業中に積極的に発言することは少ない学生たちも、ひとりひとりは、自分の目線で結構しっかり考えていて、私が伝えたかったことは、概ね伝わったようでひと安心した。

そして、一番反応が多かったのは「人材」のくだりで、自分は「人財」を目指す、「人在」にはなりたくないという意見が多数あった。こういう学生を本当に「人財」に育てていくのが、経営者や先輩の責任だな。

最後に、「先生の話は、優しい口調で聞きやすく分かりやすかった」という感想をいただき、ホッと和ませていただいた。

【ダイバーシティ・コンサルタント養成講座】(大阪校特別編成コース第3期開講!)のご案内

大阪1期(2)【ダイバーシティ・コンサルタント養成講座】(大阪校特別編成コース第3期開講)のご案内 人手不足、働き方改革、生産性向上と、人材の採用・育成・定着をめぐる組織の課題は深刻です。
昨年スタートし好評をえている本講座、今回は第3期のご案内です。
スライド1 「組織の多様性が解決のカギ」とダイバーシティ経営の推進に取組む、一般社団法人)日本ダイバーシティ・マネジメント推進機構(JDIO:理事長は、元中小企業庁長官の関 收氏)の主催で、「大阪でも本気でダイバーシティ経営に取組む企業、コンサルタントを増やしたい」との思いから、大阪校第1期、第2期の修了生も講師・スタッフとして参加いたします。
スライド2 通常、5日間(30時間)コースの講座を、3日間のリアル講座と通信講座2ステップの組合せで、受講しやすく設定されています。また、3日間のうち、出席できない日程がある方にも1年間は他のコースへの振替可能となっています。リアル講座は、土日開催ですので、平日は仕事が‥という方も参加しやすくなっています。

●自社の組織運営に活かしたいとお考えの経営者、管理者の方
●クライアント企業への提供をお考えの士業・コンサルタントの方(中小企業診断士や社会保険労務士の方に特にお勧め)
この機会に、当講座を受講し、ダイバーシティ・マネジメントを推進する、人材・組織改革のプロとして活躍されませんか。
ご興味、関心のある方は、お気軽に オフィスKITS:北口(kits@kits-21.com)宛て、お問合せください。

大阪1期(3)★なお、ダイバーシティ・コンサルタント養成講座( 大阪校カリキュラム)の開催日程は、下記のとおりとなっています。
事例研究やワークショップを含む詳細カリキュラムについては、お気軽にお問合せください。
日程:リアル講座:3月30日(土)31日(日)・4月6日(土)、通信ステップ修了4月27日(土)
時間:リアル講座  各日とも 10:00〜17:00(昼休み1時間含む)
会場:アットビジネスセンター大阪梅田 
  (大阪市北区曾根崎新地2丁目2−16 西梅田MIDビル)
募集人数:10名
受講料:150,000円(税別) 受講できない講座については次回以降の講座で無料振替受講ができます。

黒一色

少し日が経ってしまいましたが、お正月には「下町ロケット特別編」(http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/story/story12.html)をしっかり楽しみました。
原作は読んでいないけど、佃社長に負けない技術者を目指す佃家の娘の利菜さんや、ベンチャー企業を仲間と立ち上げ、その後佃製作所の一員となる島津 裕さんなど、エンジニアのリケジョ役を登場させていたのも、私には楽しみのひとつでした。

ところが、クライマックスに差し掛かろうとする、下請け事業者が集められた説明会の会場を見て、あぜんとしました。
なぜって、会場に出席している事業者が、(少なくとも画面に映る範囲では)全員男性だったからです。その数、数十人はいたと思います。ストーリーは納得できるのですが、このキャスティングは不自然すぎました。実際の企業でも、私の知る範囲の製造業に限ってみても、女性経営者や幹部はしっかりと頑張っておられます。
前段のリケジョを強調しているだけに、何かしら意図的なものさえ感じてしまいました。

きっと、このドラマをこんな見方している人は、あまりいないだろうなと思いつつ、記憶を残すためにブログに書いておくことにします。

うれしい年賀状

明けましておめでとうございます。
皆さんは、どんなお正月を過ごされたのでしょうか?
年賀状
 年末年始は帰省した二男一家や普段会わない甥っ子たちと、家族・孫中心の生活に浸っておりました。今日から、ぼちぼち仕事モード、本格的には週明け7日からの営業となります。
そんな中、今年もたくさんの年賀状をいただき、ありがとうございます。
中小企業診断士として、様々な経営支援の中で、創業支援、特にピザの会(http://www.w-pizza.com/)のビジネスプランコンテストを通じての支援を始めて、十数年になりますが、今年いただいた年賀状の中でとくに嬉しかったのが、コンテスト受賞以降、頑張って事業を続け発展させている女性起業家たちの年賀状です。
「今年はイベントや新商品の開発にも取り組みます」「先生との出会いで色々好転してまいりました」「創業6周年を迎えることができました」「今年は法人化します」します…etc.
ほとんどは、支援者ではなくご本人の力なのですが、今年もそのきっかけとなる「気づき」や「状況・課題の整理」にどしどし遠慮なく使っていただければ、いいのかなと思っています。

ワイン
 もう一枚の写真は、大阪府よろず支援拠点(https://www.yorozu-osaka.jp/)でご支援している女性のお店から購入した迎春用ワインのパッケージ。中身はすでに大半が消費済みです^−^;

年末に届いた人間ドックの結果に引きずられ、少し憂鬱な日がありましたが、これもこれからの人生へのメッセージと捉えなおし、何とか前向きに新年を迎えております。
(決して深刻な結果ではないので、ご心配無用です)
若い時のように無理は利きませんが、これからの時代のこの世代の働き方、人生を考える年にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ダイバーシティ・コンサルタント養成講座(大阪校特別編成コース第2期開講のご案内!

【ダイバーシティ・コンサルタント養成講座】(大阪校特別編成コース第2期開講!)のご案内

スライド1 人手不足、働き方改革、生産性向上と、人材の採用・育成・定着をめぐる組織の課題は深刻です。
そこで、前回3月に開講し、ご好評いただいた大阪校特別編成コース(第1期)に続いて、同じコースの第2期開催を企画いたしました。

スライド2 この講座は、「組織の多様性が解決のカギ」とダイバーシティ経営の推進に取組む、(一般社団法人)日本ダイバーシティ・マネジメント推進機構(JDIO:理事長は、元中小企業庁長官の関 收氏)が主催いたします。
「大阪でも本気でダイバーシティ経営に取組む企業、コンサルタントを増やしたい」という思いで、5日間(30時間)コースの講座を、3日間のリアル講座と通信講座2ステップの組合せで、受講しやすく設定されています。また、3日間のうち、出席できない日程がある方にも1年間は他のコースへの振替可能となっています。

●自社の経営戦略として、あるいは組織運営に活かしたいとお考えの経営者、管理者の方
●クライアント企業への提供をお考えの士業・コンサルタントの方(中小企業診断士や社会保険労務士の方に特にお勧め)

この機会に、当講座を受講し、ダイバーシティ・マネジメントを推進する、人材・組織改革のプロとして活躍されませんか。

ご興味、関心のある方は、お気軽に オフィスKITS:北口(kits@kits-21.com)宛て、お問合せください。

★なお、開催日程は、下記のとおりとなっています。
事例研究やワークショップを含む詳細カリキュラムについては、お気軽にお問合せください。

日程:リアル講座:9月22日(土)・23日(日)・29日(土)、通信ステップ修了10月21日(日)
時間:リアル講座  各日とも 10:00〜17:00(昼休み1時間含む)
会場:アットビジネスセンター大阪梅田 
  (大阪市北区曾根崎新地2丁目2−16 西梅田MIDビル)
募集人数:10名
受講料:150,000円(税別) 受講できない講座については次回以降の講座で無料振替受講ができます。

どんな国になりたいのか、どんな国を目指すのか?

一国の政治を、企業の経営に例えて考えることが、適切かどうかは自信がないが、19日深夜の参議院本会議の中継を見ていて、中小企業診断士としての自分が感じたことをメモしておこうと思う。

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社長(安倍首相)は、自社を「再び世界の中心で輝く国」にするため、そして「積極的平和主義」の名の下、他国(競合企業)に対する抑止力(競争力)を高めるため、最大手の得意先(米国)との取引関係を強化することを、トップダウンでかなり強硬に決定しました。
このことについて、個人的には次のような疑問と問題点を感じています。

1.目指す姿が明確になっていない・社員(国民)と共有できていない

 わが社長は、「再び世界の中心で輝く国」をビジョンとして示していますが、何を強みにどう輝くのか、目指す方向がイマイチ明確ではありません。わざと曖昧にしているのかも知れませんが。経済、軍事力、文化、スポーツ、国際貢献…輝き方は多様ですが、いずれにしてもトップがビジョンを明確にし、社員(国民)が理解し共有する必要があります。これは、一番大事なことです。
 (経済力の復活、軍事力・抑止力の強化以外に、ビジョンがハッキリしていないように感じられます。具体策から類推すると、経済大国、軍事大国を目指すのかと社員は思ってしまいます。)

 ※ちょっと脱線しますが、2020年オリンピックに関して起きている種々の問題も、目指す姿が明確になっていないことが原因なのではと思います。

2.外部環境の分析が一面的
 近隣国の脅威に気をとられるあまり、国際情勢をもっと大きな(地理的・歴史的)視点で俯瞰して自国の立ち位置を捉えることが十分ではないように感じます。最大手取引先との関係を強化することや、近隣の競合に負けないことが中心になりすぎていますが、もっと大きな視野で、大手取引先を分析したり、地球規模の市場ニーズを分析したりということが必要な気がします。変化のスピードの認識も不足かも。

 ※これまた脱線ですが、女性の活躍推進が諸外国に比べて遅れているのも同様の原因かと思います。

3.自社の強みの認識
 自社の最大の強み(平和憲法)についての認識が十分ではないように思います。実は、この強みは自社固有のものではないのだと言いたげですが、外部から見ると脅威にも感じられる自社の強みに(当たり前過ぎて)社内では意外と気づいていないことが多いものです。また、人材(国民)についても、外部評価の方が高いかも知れません。

4.戦略のもたらす影響
 このような状況で戦略(今回の法案)を策定する企業は、通常、決していい企業、成長が期待できる企業とはいい難いと感じます。いったいどんな影響をもたらすでしょうか。

 ー勸のモチベーションが上がらない(維持できない)
    多くの世論調査(社員アンケート)に現れています。もちろん、社長派の社員も居るわけですが、社長の方針に疑問をもっている社員が相当数います。社員満足のない会社が伸びないのと同様、結果として、社員の力が十分発揮できず、本来の強み(人材)さえ失いかねません。
  
 ⊆莪先、競合企業など外部からの厳しい評価
    何でも言うことをきく「便利な下請け先のような存在」として一定評価されるが、自らの意思で顧客開拓する力が育たず、アジア諸国のリーダーとして、さらには世界の中心で輝く国として評価されることは難しいと思います。
    何より、意思決定の方法や、戦略の方向性において、経営理念(憲法)を守ることに忠実でない国(企業)の企業体質について、社会の評価は厳しくなると思います。


5.社員として取り組むべきこと

  そうは言っても、簡単にこの会社を辞める訳にはいかないのが大半の社員の宿命です。
  しかし、今回の件が、国会(幹部会議?)の惨状も含めて、これまで自社のビジョンや戦略に無関心だった社員層が、考えるきっかけになったのであれば、これは大きな収穫です。
  単に、「給料上げろ」的な要求ばかりではなく、取引先、競合相手の変化を自らもしっかり見つめながら、自社のビジョンを仲間と語り考え、どんな会社を目指すのか、どんな会社でありたいのか、トップダウンの戦略に時にNOが言える(社員は株主でもあるので)よう、ボトムアップの社内活動を継続することが、自分自身の為すべきことだと再認識しました。

子宝率の高い企業とこれからの働き方

日経ビジネス3/9号の特集記事を興味深く読んだ。

ここでは、少子化問題の議論によく使われる「合計特殊出生率」(ひとりの女性が生涯に出産する子どもの数の平均値)に代わって、「企業子宝率」(従業員が企業に在籍中に持つことが見込まれる子どもの数)で、企業の働きやすさ、子育てとの両立のしやすさを論じている。子宝率の算出は、女性だけでなく男性従業員も対象になることから、少子化の問題を男女合わせて社会全体で見ようという意味合いもある。

ちょっと荒っぽくポイントをあげると、
・企業の規模が大きいほど子宝率が低くなっている
・育休などの制度が整っているとされるWLB先進企業ても(大企業に多いが)子宝率は上がらない
・東京本社の企業よりも、地方にある企業の方が子宝率が高い
・業種別では、「医療・福祉・介護」業界と「建設業」で他の業種より子宝率が高い


考察としては、
・長時間勤務で通勤時間も長く、家事や子育てにほとんど関わらない男性の働き方がベースとなっている企業では、いくら育休などの制度を整備しても、従業員は子どもを産み育てにくいということ。

・職住の距離が近く、助けてくれる家族・知人が近隣にいる環境で、夫が早く帰れて夕食をともにできる環境、女性が働き続ける必要があり実情に応じて柔軟に対応できる環境の方が子育てしやすいこと。

が挙げられている。

そして、戦後高度成長期に構築された日本的働き方という今や「負の遺産」から脱却しないと、制度整備だけでは今後も改善は望めないだろうと結論づけられている。

私が、様々な仕事を通じて出会う企業やそこで働く従業員の方々の実態とも感覚的にはかなり一致する。

「育児に非協力的な家庭は第2子を作らなくなる」とも言われている。
非協力的というのは、意思の問題もあるが、現実的時間的に不可能という意味もある。


確かに「亭主元気で留守がいい」と女性から言われてきたことも事実だが、その女性自身も仕事を持つ身となれば、状況は変わるだろう。

奇しくも、今日の日経新聞の一面には、短時間勤務(かつ正社員)で人材を確保しないと回らなくなっている企業の状況が報じられている。


自分の経験で言っても、仕事は面白いしやりがいもある。収入も得られる。しかし、子育ても、多くの感動と喜びと幸せと生きがいを人生に与えてくれる。片方のために、もう一方をあきらめたり犠牲にするのは、女性だけでなく男性もあまりにももったいない。

企業の経営者は、どうか子宝率が高くなる会社を目指していただきたいと、いや、私も自分の仕事として経営者の方と一緒に考えたいと、切に思う。
プロフィール

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企業の経営とIT・人材育成・キャリア開発について、中小企業の経営者や起業家の皆さまを全力で支援する、不安を安心に変えるあなたのビジネスパートナー

オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

皆さんのお便りお待ちしています。

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