NOGUCHI-BOOK1

新刊ではないが、最近読んだ本に「コンサルタントの『質問力』」(http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69690-4)がある。
コンサルタントのスキルとして、現場での的確な質問によって問題の本質を浮き彫りにすることの重要性を説いている書である。

話好きなコンサルタントも多いが、仕事ができる人は、コンサルタントに限らず、論理的思考力や関連知識が豊富で、これらに基づく質問力が高いというのだ。(なるほど・・・ネット上の書評では、このなるほどを「納得」として評価しているものと、「当り前」として評価しないものに分かれているのも興味深い)

そんな中で、皆さんにお勧めしたいのが、「鳥の目」「虫の目」の一節。
鳥の目とは、大空を飛ぶ鳥のように、高い視点から、つまり全体を俯瞰する目のことであり。虫の目とは、まさに現場で直に対象物に近づき細部まで視点を行き届かせる虫眼鏡の目である。

一般には、経営トップは鳥の目、現場の担当者は虫の目で、物事を見ることが多いと思われるが、コンサルタントは、この両方の目を自在に操り緩急自在の質問力を身に付けなければならない、というのである。

私自身、クライアント企業の現場で、業務分析や収益構造の分析をすることが多いが、まさに実感である。担当者は、自分の担当業務のことは社内で一番詳しいが、他部署の業務についてはあまり関心を持っていないことが多い。一方、社長は、自社の業績には常に敏感だが、この原因となる各現場で起きている問題について、細部に目配りできていないことがしばしばある。

「鳥の目」「虫の目」の質問力・・・これまで以上に日々の仕事で意識して取り組みたいと思う。