これは、日経ビジネスの3.10号の特集記事のタイトルです。
副題は、〜見せかけ「女性活用」の落とし穴〜

マイミクのまこさんのブログでも紹介されています。
http://makolog.cocolog-nifty.com/mako/2008/03/post_34b2.html


これまで先進的な女性活用策を実施してきたと思われる大企業でも社内の女性からはあまり評価されていない。現実には「やる気のある女性」「優秀な女性」ほど定着せず外資系企業や企業社会の外に逃げていく。

記事は挑発的な言葉も交えながら、現在少なからぬ企業が陥っている穴、そこで働く女性がぶち当たっている壁について論を展開し、

最終的には、何社かの事例をあげて、
「『雇用均等度』と『ファミリーフレンドリー度』の両方が高い企業が一番生産性が高く収益力が高い。」
と締めくくっている。

私が正社員を辞めた次の年に男女雇用機会均等法が制定されて、すでに20年以上が経過しているが、『均等度』だけではだめだと記事では言っている。
 
私自身、会社を辞めるときに上司や同僚から「均等法ができたら女性ももっと仕事ができるよ」と引き止められたが、「男性と同じように深夜まで残業させられるのはほんとの意味の均等ではない」と断ったことがある。その時は残業時間より長男の育児に関わる時間の方が私には重要だったから・・・

また、自営業になってから『女性活用』や『女性のキャリアアップ』というテーマでセミナーなどの講師をしたときには、
「女性は企業にとって『活用』するものなんですか。『男性活用』とは言わないですね。」と皮肉ってみたり、「男性(上司)もキャリアアップについて考えて欲しい」と言う意見を多くの方からいただいたりした。


皆が同じ時間同じ働き方をして、皆で力を合わせて、きちんと役割分担をして・・・という企業文化で高度成長してきただけに、生理的、精神的に異なる女性と、しかも個々のライフスタイルも価値観も多様な女性たちと、うまく協働するしくみを構築するには、相当の時間がかかるようだ。

ひとりひとりが人生の中でどんな道をどんなスピードで行くのか、いつアクセルを踏むのか、どこで寄り道や休憩をするのか、会社は多様な働き方を選べるようにいくつもの道を作ることが役割・・・記事ではこう主張している。


私のやってきたこと、今やっていることは、決して女性たちのロールモデルにはなりえないけれど、「女性の中にもいろいろいるゾ〜」という多様性の事例くらいにはなるかもしれない。

そう考えてこれからも企業と女性(&男性)たちの共存の様子を見守っていこうと思う。