日曜日は、数年ぶりに中小企業診断士の試験監督をしました。

少人数の部屋だったので事務処理は負担が少なく楽チンでしたが、ひとつトラブルがありました。
会場に隣接した公園で昼前から労働組合の演説と思われる大きな声がマイクを通して教室の窓越しに響いてきたのです。

窓際の最も影響をうける席にいた受験生(といっても30代くらいの社会人ですよ)からうるさくて集中できないとの苦情・・・

私もちょっとヒドイと感じ、すぐに試験の実行責任者に確認しましたが、警察にも届けられている演説なので止めさせる訳には行かないとの返事。その旨本人には伝え、結局うるさかったのはその時間帯の一科目で終わりましたが・・・

試験終了後、納得行かない当の受験生は本部の責任者に直訴。
「この日のために長いこと家族の理解も得てまた少なからぬ金額の投資もして努力してきたのにあの騒音はひどい」
「明らかに影響を受けたことがわかればその部屋にいた受験生の点数を10点あげるとかして欲しい」・・・などど訴えた様子。

本部の回答、また同じような環境であった隣の部屋の監督者たち(みな診断士)は、「集中していたらそんな騒音は気にならないはず」「もっとひどい環境のときもあった」と結構厳しい。


私は正直ちょっと複雑な心境です。
受験生の皆さんはこの直訴の彼のみならず、皆緊張しピリピリしています。だけど試験に合格してプロの診断士(コンサルタント)でやって行こうとするならば、この程度のことに左右されているようでは不適性だと言われかねません。

しかし一方、決してやすくない受験料をとって行っている資格試験を、顧客の視点でとらえれば「点数あげろ」は根拠に乏しい無茶な要求としても「集中できないあなたが悪い」とは言い切れないような気がします。

彼は香川県の高松からの受験で荷物から見て恐らく前泊でかなりの意気込みだったはず。机上に娘さんのものと思われるピンクの目覚まし時計を置いていた姿が目に残っています。