ママさん診断士のてんてこまい日記

ママさん中小企業診断士&ITコーディネータ事務所「オフィスKITS」代表です。 大阪はじめ関西の中小企業のコンサルティングや人材育成支援をメイン業務としています。 女性診断士の会「ピザの会」の活動も頑張っています。 プライベートでは、息子2人と各々マイペースで暮らしています。

2013年11月

「開業率を高める」施策について思うこと

あるところで、まだ予算編成前なので(不確定情報である)としながら、国の来年度の創業支援の施策案を聞く機会があった。施策の内容については、不確定ということで触れないでおくが・・

そこで示された(よく見かける)統計資料によると、

日本 開業率  4.5% 廃業率  4.1%
米国 開業率  9.3% 廃業率 10.3%
英国 開業率 10.2% 廃業率 12.9%

そして、国の方針では、日本は「米国・英国の開業率の水準を目指す」のだという。
あれれれれ???
確かに、日本の開業率の数値は他国の約半分と低いけれど、開業率>廃業率であるのは日本だけ。長いこと、廃業率が開業率より高いという認識だったけどいつの間にか逆転してるではないか(一時的かも知れないけれど・・)。これって企業数はわずかながらも増加してるってことなのか?
また、英国が開業率・廃業率とも米国より高く、しかも廃業率が日本の3倍というのも意外。

そもそも私は、「率」でデータを判断するのは危険だと思っている。
「開業率」というのは、全企業数に対する一年間に開業したが事業所の数の比率だから、分母となる全企業数が多いと当然低くでる。企業数規模が大きく、企業の寿命が長ければ、同じ数だけ開業数があっても率は低くでるわけだ。日本には、百年企業など長生き企業が多いことも、数値に影響しているかも知れない。

この開業数を、国は2倍ほどにしたい模様。しかし待てよ。次の疑問は、「開業率を2倍にしたときの廃業率はどうあるべきと考えているのか?」ということだ。
今年の施策でも、開業前のプランだけで補助金を大盤振る舞いするなどの「?」な施策があったが、そもそも補助金がなければ創業できないというのは、「今は創業すべきでなない」ことがほとんどだ。これまで創業支援策に関わった中で創業者からいろんな名言をいただいたが、創業後5年で上場を果たしたある社長の「創業者の事業評価による奨励金は150万円しかもらえなかったが、今振り返ると、資本金1000万円でやっと創業したばかりの時に(当時の制度の上限であった)400万円ももらっていたら、事業計画にたるみが出てうまく行かなかったかも知れない」という意味の言葉が忘れられない。
もうひとつ、当時何人もの創業者が暗礁に乗り上げたのが、「創業時には事業計画で創業資金の融資を受けられたが、(事業が思う通りに進まずに)1期、2期と赤字決算を出すと、もはや誰も追加融資をしてくれない」というもの。いわゆる創業の「デスバレー」である。

多産多死でも、創業準備や新規開店の設備投資等で経済が(一時的に)活性化すると関係者はいうかも知れない。創業塾の開催数が増えて忙しくなるという創業塾講師陣のように・・・

しかし、これは病気や不健康な国民が増えて国の医療費がうなぎのぼりというのと同じ構造ではないか。

創業支援は、そんなものであっては行けない。補助金を増やせばいいというものでは決してない。ましてや、その人の人生の思いを実現するための「創業」はもっと大切にしてほしい。セーフティネットが整備されないままに安易な創業を推奨するかのような施策で、「開業率」を高めて地域が活性化したかのような錯覚を描かないで欲しい。

なぜ、日本の働く女性は世界一睡眠時間が短いのか?

お友達のツイートで知った記事です。

「なぜ、日本の働く女性は世界一睡眠時間が短いのか −結婚と家事分担・女の言い分」

記事の一部を抜粋すると、

ワーキングマザーの1日の労働時間は、家事育児も加えると、ざっと13時間以上で、この猛烈な忙しさは、ほとんど「ブラック企業」で働く人以上。
男性が家事育児を優先できないのは、「日本の会社は仕事より私事を優先する従業員を罰する」傾向があるから。、「私は出世競争から離脱します」と宣言するようなもの。
一方、ワーキングマザーの奥さんは、育休を取得したり、短時間勤務制度を利用したりした時点で、ある意味、会社に「出世競争の戦線離脱組」と思われてしまっている場合がほとんどだと・・・

片や、北欧系企業などでは、社内でも育児に積極的でない男性は、「人間的でない」と白い目で見られるのだとか。

確かにこの差は、大きい。
国の制度、企業や社会の風土など、日本でも少しずつ変化しているようですが、単一の価値観で勤勉・協調を尊ぶ国民性が、人間的でない働き方を肯定することに繋がっているのなら、「強み」がこれからも本当に「強み」なのか、考えて見る必要がありますね。

今年もピザの会主催ビジネスプランコンテストを開催しました!

コンテスト2013-311月9日(土)第9回ピザの会主催ビジネスプランコンテストを大阪市内のたかつガーデン・ローズの間で開催しました。16名のご応募から最終プレゼンに選ばれた5名の方々にプレゼンテーションいただき、金賞・銀賞・奨励賞を、ピザの会メンバーと会場審査員の皆さま、そして発表者相互の審査と、全ての参加者の総意で決定しました。

コンテスト2013-2金賞は「500縁(えん)ギフトショップ事業」の ONE Japan応根かおりさん、
銀賞は「町工場従業員向け夜食弁当と、町内高齢者向け昼食の配達」の 味庵〈aji-an〉嶌村宗子さん、
奨励賞は
 「お供え用のプリザーブドフラワアレンジメトを販売」の 凛花 戸部佳代子さん、
コンテスト2013-1 「減塩カフェを通し障害者と健常者が共生できる雇用の場づくり」の 小笠原恭子さん
 「育児に悩む母親の相談に応じ、継続的なサポート」の マザーゲート 妹尾さん に決定しました。おめでとうございます! 

これからの事業化、事業の発展をピザの会一同、応援して行きます。皆さん、これからもご協力よろしくお願いします^ー^

「ウサギちゃん」から「オオカミ」への変身

今朝の日経新聞に紹介されている「関西ウーマン・パワーアップ会議〜仕事も家庭もあきらめない〜」での林真理子さんの基調講演骨子より。

「野心と努力は2つの歯車」であり、野心を持ち続けるために大切なことは体力と明るさである。
勝ち気は、一種の勝利宣言である。勝った記憶がなければ勝ち気になれない。

そして、女性にとっては、
「ウサギちゃん」と呼ばれて可愛いがられ仕事を教えてもらって、ある時「オオカミ」に変わらなければならない。「ウサギちゃん」のままでは仕事は回ってこない。この「オオカミ」に変わる時期がすごく難しい。

彼女が「オオカミ」に変わったのは30代後半らしい。今は、後輩女性が「オオカミ」になれるよう引き立ててあげるという。

私は、何冊か著書を読んだことがある程度で、特に林真理子さんのファンではないけれど、同世代の(成功したと言える)女性の生き方・考え方は、いつも興味深い。


日経電子版での紹介記事は、http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC01036_R01C13A1AC8000/



プロフィール

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企業の経営とIT・人材育成・キャリア開発について、中小企業の経営者や起業家の皆さまを全力で支援する、不安を安心に変えるあなたのビジネスパートナー

オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

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