ママさん診断士のてんてこまい日記

ママさん中小企業診断士&ITコーディネータ事務所「オフィスKITS」代表です。 大阪はじめ関西の中小企業のコンサルティングや人材育成支援をメイン業務としています。 女性診断士の会「ピザの会」の活動も頑張っています。 プライベートでは、息子2人と各々マイペースで暮らしています。

2011年07月

女性アスリートを見る男性の目

なでしこJAPAN1スポーツ観戦が好きな私、なでしこJAPANの活躍は、睡眠不足になりながら、とても嬉しいできごとでした。
で、ほんとうは、「なでしこJAPAN優勝おめでとう!」って、単純に書きたかったのですが、あることにひっかかってちょっと考えていました。

そこにちょうど、昨日の朝のTV番組で、人気司会者のS.S氏が、「(女性のボクシング選手に対して)そら〜女性同士の対戦やったら(男は)可愛い方を応援するに決まってる」と、言い放つのを見て、やっぱり書かねばという気持ちになった次第です。

何を書きたいかって、「女性アスリートを見る男性の目」です。
そして、世論に影響力を持つはずのマスコミのだらしない報道です。

少し以前には、バドミントンのオグシオ、そしてビーチバレーのA選手がそうでした。いわゆる(男性の目から見て)ビジュアル的に女性らしい選手、あるいは男性好みと思われる選手に、実力以上にあまりにも報道が偏りすぎている。しかも、プレーそのものよりも、外見や「女性」の部分ばかり報道したがる。恐らく、多くの読者、視聴者は、それを求めていると言わんばかりです。そして、そんな男性が(少なからず)いることも事実です。

ワールドカップなでしこジャパンが優勝した瞬間のあの感動を伝えることこそが、マスコミの使命なのに(実況中継は確かにそうでした)、帰国後の多くの番組の扱いは、アスリート(=男っぽい部分)としてより、プライベートの(男性から見た)女性の部分に焦点を当て過ぎているように感じます。また、活躍度合いより、テレビで見栄えの良さそうな選手の出番が多くなっているようにも感じます。

こんなの恥ずかしく思いませんか?!
そんな状況を、多くの女性はどう感じ、ましてスポーツ好き少女たち、未来のアスリートを目指す女の子たちは、どんな風に見て、何を感じているでしょう?

なでしこJAPAN2なでしこジャパンが、優勝する少し前に、わが夫はこんな風に言ってました。
「なでしこジャパンって、美人と言える人はあんまりいないけど、何か心打たれるよな。応援したくなる何かを持っているよな。」
前半のセリフはちょっと罰金ものですが、それよりも、「そう世間の注目を浴びているわけでもないけど、ひとつの物事にひたむきに打ち込む姿は、人の心を打つ」と、恐らくそんなことを言いたかったのだと思います。
(美人じゃない妻と結婚して30年を超えるのですから、実感コモってます。)


男性諸氏!
もうそろそろ、女性を男性の鑑賞用として、あるいは性の部分ばかりを強調して見ることから卒業しませんか?
アスリートとしての(人間としての)真の体力、技術力、精神力、チームワークを尊敬しクローズアップして、自分たちも見習いませんか?

女性たちも、もっともっと自分に自信をもって、体力、精神力、技術力を磨きませんか?

日本の将来の女性アスリートは、そうして皆で育み支えませんか!

(※写真は、インターネット上で提供されているものを使用しています)

診断士の20年

先月のことになるが、中小企業診断協会の総会で、20年継続会員として全国の仲間と共に表彰をいただいた。

学卒で就職したT社を30歳で退職。その後フリーランスで仕事をしていて診断士という資格を知り、1次試験と2次試験の間に二男坊の出産を挟みながら、何とか合格。その息子がもうすぐ22歳になる。

この間、実習の指導員や、更新研修の講師、はたまた協会の役員等々、診断士の資格にまつわる仕事や役割もたくさんさせていただいた(いる)。

今から思えば、あっと言う間の20年だったような気がする。無我夢中というほど一生懸命でもなく(関係者の皆様ごめんなさい)、確かなビジョンや目標を持っていた訳でもなく…。今でも、仕事の基盤は、根なし草というか浮き草というか、危ういものだと思っている。おまけに、自分の嫌な仕事にはほとんど出会わず、好きな仕事だけしてきた気がする。

しかし、周囲の方々や環境には、たいへん恵まれていた。資格取得当初から、仕事を手伝わせてくださったり、診断士仲間の集まりに誘ってくださったり、仕事の紹介や推薦をしてくださったりと、たくさんの先輩や仲間にお世話になった。

そんな中で、診断士になる以前から現在まで、変わらず自分のミッションだと思っていることがある。
自分で感じているほど、世間からは求められていないかも知れないが、この機会に文字にしてみることにする。


それは、私は、2つの異なるモノの橋渡し役をするのだということ。
橋を渡すのは、例えば、男性と女性の間、ベテラン(自分より年長者・先輩)と若手(自分より年下・後輩)の間、あるいは、IT屋とIT苦手屋の間、そして、経営者と従業員の間。

男性と女性の間に橋を渡すと言っても、愛のキューピットではない。
異なる土壌や価値観を持っているが相互に理解し合い協力する必要があると思われるモノ同士の、通訳をしたり理解し合う場を作ったりということなのである。

性別は、もちろん女性であるが、学生時代から圧倒的に男性の多い環境で過ごすことが多く、今も診断士は95%が男性という世界だ。ここで女性が稀少価値としてだけ扱われるのではなく、男性に同化するのでもなく、自然にあるがままに(若くなくとも、美形でなくとも)認められていく場を広げたい。ずっとそう思っている。
ワーク・ライフ・バランスも、ダイバーシティも、私の原点はここにある。

また、チームで仕事をする時や会合の時に、いつの間にか、年齢順の上から数えた方が早いような場面が多くなってきたが、男性の社会秩序に属していない分、あるいは息子たちと接する機会が持てる分、若手の考え方や価値観を吸収し、ともすれば堅くなりがちな自分と同年代のオヤジ達(失礼)に伝播したい。そう心がけている。

ITに関しては、もっと単純だが結構難しい。ITの得意な人と苦手な人、いや、ITを自分の仕事の優位性のために活用しようと思っている人とITを信用していない人、新しい物に飛びつく人と敬遠する人、専門用語を日常語として使う人とアレルギーを起こす人、ケースに応じて、そこそこ使える立場の人間として昔とった杵柄を活用しながら、両者の垣根をほくして行く。
そもそも、この橋渡しは、ITコーディネータが、皆担っているミッションでもある。

そして、経営者と従業員の間。労使が対立関係ではなく、同じ方向のベクトルを持ったとき、企業の力が最大化されることを、経営者にも従業員にも分かっていただく。経営者の考えを従業員に客観性を持ちながら伝え、従業員の現場で起きていることを経営者にしかと気づいていただくのが、私の役割であり、やりがいだ。

立場上、「先生」と呼ばれることが多いが、私はこの呼び方は好きではない。
まして、同業同士で呼び合うのは、(他の方が使う分には一応妥協しているが)みっともないと思っている。
自分からは、(よほどの先輩をやり過ごすとき以外)使わない。

それよりは、良き橋渡し役として、コーディネータ、伴走者の役割を果たし、いつでも気軽に声をかけていただける存在でありたいと思う。

20年もたって、たいへん心もとないが、これからもこのスタンスで行くしかないなぁ〜と、そんなことを考えている今日この頃である。
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