ママさん診断士のてんてこまい日記

ママさん中小企業診断士&ITコーディネータ事務所「オフィスKITS」代表です。 大阪はじめ関西の中小企業のコンサルティングや人材育成支援をメイン業務としています。 女性診断士の会「ピザの会」の活動も頑張っています。 プライベートでは、息子2人と孫1人、日々ぬくもりを感じながらマイペースで暮らしています。

企業の経営とIT・人材育成・キャリア開発について、中小企業の経営者や起業家の皆さまを全力で支援する、不安を安心に変えるあなたのビジネスパートナー オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。 皆さんのお便りお待ちしています。

2012年度は大阪で開催!中小企業経営診断シンポジウムのご案内

今日は、診断士のイベントのお知らせです。秋の一日、ぜひシンポジウムに足をお運びください。

シンポジウム中小企業診断協会が、毎年開催している「中小企業経営診断シンポジウム」を、
今年は、私たち大阪府中小企業診断協会が実施の中心となり、11月7日(水)大阪国際会議場で開催することになりました。

午前中は、著名な経営者をお迎えしての基調講演をいただき、午後からは、全国の中小企業診断士が、いくつかの分科会で論文や事例発表を行います。無料経営相談のブースも同時にご用意しています。

今年の特徴としては、17年ぶりの大阪開催にちなんで、第3分科会「近畿ブロック発 元気が出る成功支援事例発表」を企画し、近畿ブロックの各府県から地域を代表する支援事例を1件ずつ発表していただきます。

参加無料でどなたでもご参加いただけます。この機会にぜひ、中小企業診断士の皆さま、企業経営者の皆さまを初め、診断士に関心をお持ちの皆さまに多数ご参加いただきますよう、ご案内させていただきます。

●日時:11月7日(水)10:30〜17:30
●場所:大阪国際会議場(グランキューブ大阪http://www.gco.co.jp/
●参加費:無料
●プログラム概要
 <第1部>
 10:30〜10:45開会式
 10:45〜11:45基調講演「経営統合による事業強化」
  コニカミノルタホールディングス株式会社 取締役会議長 太田義勝氏
 <第2部>
 13:00〜17:00(3会場同時進行)
   第1分科会 中小企業診断士による経営革新支援事例論文発表(中小企業庁長官賞対象)
   第2分科会 診断協会各県協会および会員グループによる調査・研究発表
   第3分科会 近畿発!元気の出る成功支援事例発表
 12:00〜16:00 無料経営相談も同時開催
●参加申込
  専用WEBサイトhttp://www.chusho-sympo.jp/ からWEB申込ください。
  パンフレットには、FAX申込もできます。必要な方は kits@kits-21.com  宛てご連絡ください。
  また、事前申込なしでも当日ご参加いただけます。

皆さまの積極的なご参加をお待ちしています^ー^

ピザの会主催「ビジネスプランコンテスト」応募受付中です!

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女性診断士「ピザの会」より、
現在、募集中のビジネスプランコンテストのお知らせです。



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今年第8回目を迎えたピザの会主催のビジネスプランコンテスト、10月7日まで応募プランを受付中です。金賞10万円、銀賞5万円の賞金が出ます。創業を目指している方はもちろんのこと、今の事業の新たなプランを検討している方もご応募いただけます。
また、創業者等の支援をされている方には、支援されている方々にぜひお勧めいただきたく思います。

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以下、応募要領です。(詳しくは、ピザの会HP http://www.w-pizza.com/contest.html をご覧ください。


♪  第8回(2012年度)ビジネスプランコンテスト実施要領 ♪

・目 的: 新規性・実現性・成長性などの観点で、独自のビジネスプランをもつ個人や設立間もない法人を、女性コンサルタントの視点で評価し、事業化を応援します。

・応募資格:関西在住、もしくは関西での起業や新事業への進出を目指す個人・法人。(開業前、または開業後3年以内程度の方)性別は問いません。

・応募期間:8月1日(水)〜10月7日(日)必着!

・応募方法:応募書類(2種類)をHPからダウンロードして記入の上、メール添付または郵送にて下記宛お送り下さい。
(必ず1.2.の両方をお送りください)
 1.事業計画サマリー(WORD版) 2.事業計画書(WORD版)

・応募書類送付先・お問合せ先 : info@w-pizza.com または kits@kits-21.com
・郵送の場合の宛先 : 〒583-0857 羽曳野市誉田1丁目1−11 ピザの会事務局 北口宛

・賞金・特典:金賞 10万円(1名) 銀賞 5万円(1名)  受賞者は、プランの実現にむけて1年間ピザの会の支援を受けることができます。

・選考基準:
ビジネスプランの評価(新規性、実現性、競争力、市場性、成長性の観点から)
応募者自身の評価(起業家適性、経営者能力、意欲等)の総合評価とします。

・審査方法:
ピザの会メンバーによる1次(書類)審査の後、最終審査(プレゼンテーション)による評価を行います。(1次審査通過者は、10月上旬にHPで発表とともに個別にご連絡いたします)

・当日審査員:ピザの会(主催者)のメンバー+最終審査会の会場出席者全員

・最終審査:一次審査通過者によるプレゼンテーション&結果発表は、
11月10日(土)13:00〜 たかつガーデンローズの間にて公開で行います。

締切りまで、あと3週間ほどです。
想いの詰まった皆さまのご応募、お待ちしています!

フランスの新閣僚、50%が女性に!

昨日の新聞報道で知ったのですが、フランスのオランド新政権の閣僚は、39人中、首相を除く38名のちょうど半数の19名が女性で、そのうち6名が30代だとか‥

記事には、そのうち3名がクローズアップされていましたが、3人とも「仕事も子育ても」という生き方を自ら実践している女性との内容でした。
http://www.asahi.com/international/intro/TKY201208270611.html
担当は、それぞれ、
 「地域間(都市と農村のこと)平等・住宅相」
 「女性の権利相・政府報道官」
 「中小企業・イノベーション・デジタル経済担当相」
と紹介されています。

3人の理想のフランス国家像についても、掲載されていて、「自然環境を活かしたエネルギー革命」「人権尊重の啓蒙国家」「人権尊重と革新技術を併せ持つ国」と明確に回答されています。

私自身の不勉強で、ここに至る経緯を十分理解しているわけではありません、振り返って、日本の政府やあるいは企業に置き換えて見た場合、これほど明確に方向性の意思表示をされる場面は、なかなか想像できません。

自分が女性だからという訳ではありませんが、
 ・女性がちょうど半分である  ・若い層にシフトしている ・子育て(家庭)とのバランスを図っている
という3ツの視点は、これからの時代の国のあり方を示す、非常に適切だと感じます。

これからの、フランス政府に注目し、また、私たちも参考にしたいものです。

ヤフー新CEO、秋に出産予定

Twitterで「ワーク・ライフ・バランス」というキーワードのツイートをずっとウォッチしていて、偶然こんなニュースを見つけました。

米ヤフーの次期CEOが、37歳の女性で、妊娠7ヶ月で秋に出産予定あること。さらには、グーグル社からの転身であること。 日本の経営陣にはついていけないだろうな〜

全く知らない人(当然!)だけど、全世界の女性のためにも力を発揮して欲しいです。

元記事は、こちら →  http://jp.wsj.com/Life-Style/node_479759


グーグル社といえば、昨年11月に、東京の女性診断士の会”Ami”の設立20周年記念シンポジウム&パーティ「Ami for the NEXT!」での、「女性力を活かす! グローバル水準の働き方に学ぶ」 というテーマで、グーグル社の新規事業開発アジア太平洋地域統括本部長マスミ・オオサキ・ラインダーズ (Masumi Osaki Reynders) 氏の基調講演を聞いたことを思い出しました。

彼女は、アメリカ生まれの日本人で、二人の育児をしながら、上記統括本部長という要職をこなす、スレンダーな女性でした。

詳しくは、拙ブログ「Google社のダイバーシティ戦略」(http://kits.livedoor.biz/archives/52228294.html
をご覧ください^ー^

「このひとに聞く『我が社に欲しい人材』」シリーズ〜連載を終えて〜

ずい分久しぶりのブログ更新となりました!

昨年夏ごろから、女性のキャリア・転職情報サイト「フォーダブルキャリア」(http://www.fourw.jp/)の中で、「このひとに聞く『我が社に欲しい人材』」シリーズというコーナーを担当し、毎月一社、一年間で12社のインタビュー記事を掲載させていただきました。

今月で一応最終回となり、ホっとするところもありますが、約1年間、毎月の連載ということ、インタビュー相手(企業)を見つけないといけないことなど、たいへん勉強になることがたくさんありました。

これまで連載は4ヶ月(4回)くらいしか経験がなく、しかも自分自身で記事が書ける内容だったので、
ターゲット企業の選定→アポ取り→インタビュー訪問→原稿起こし(→確認→修正)→納品のサイクルを、(他の仕事の合間を縫って)毎月繰り返すことは、なかなかハードで、いつも締切ギリギリ、インタビューに協力いただいた企業さまや関係者の皆さまには、ずい分ご迷惑をおかけしました。
女性経営者の登場の機会を増やそうという思いから、女性経営者と男性経営者とを毎月交互のご紹介することをポリシーにし、女性経営者の方々には快く引き受けていただきました。
また、ほとんど初対面の経営者も数名おられたのですが、皆さん快くお引き受けいただき、長時間のインタビューや社内の見学に対応いただきました。改めて、感謝とお礼を申し上げます。

インタビュー記事の執筆・掲載に当たっては、シリーズとしての主旨や一貫性を保ちつつ、毎月の各社さまのアピールポイントを紹介させていただくように、工夫したつもりです。当然のことですが、WEB掲載という
ことで、ターゲット層は(女性、キャリア、転職というキーワードはあるものの)不特定多数であり、コンテンツの提供者にとって、デメリットが生じないように気をつけながら、このコーナーの主旨を理解し納得・共感していただける記事を目指して努力してきました。


ここでは、毎月の記事ついて、企業名とアピールポイントのごく一部だけをご紹介させていただきます。
(奇数番号が女性経営者、偶数番号が男性経営者。業種は、製造業からITベンチャー、医療・介護まで様々です。)

ハグルマ封筒株式会社
  女性には「感性+経営知識」の両面を磨き、お飾りではなく「稼げる人材」になって欲しい

株式会社ディプロム
  自分の会社だと思って、自分の能力を高める環境を 自分で創り出せる社員であってほしい

石堂硝子株式会社
  会社の価値観と自分の価値観の両方を持って行動する自立した社員を求めます
  for my lifeプロジェクトで、人生を濃く生きる ワーク・ライフ・シナジーを考えています

司法書士事務所ともえみ
  経営者の思いに共感できる人、同じ価値観を共有できる人を求めます

┳式会社万福
  資格取得応援制度で、社員の資格取得を応援しています。 社長もチャレンジしています。

日本電子工業株式会社
  職場での自分、家族と過ごす自分、プライベートな自分、女性の人生を3倍楽しんで欲しい!

Εリロン化成株式会社
  女性には、男性のように働くのではなく「女性として」働く存在であってほしい!

コ式会社プロアシスト
  働き方の「多様化特許」を持った会社で力を発揮して欲しい

こ式会社ナビバード
  何をすべきか、前向きで先を読む情報力、判断力をもっていて欲しい

3式会社メルキュール
  会社の成長と個人の目標のベクトルが合っている幸せを感じて

医療法人三宝会 南港病院
  自分が属している社会・組織を大切にし、愛してくれる人材が欲しい

ヽ式会社ユミコーポレーション
  資格や専門知識だけでなく、人間としての魅力を磨いておいて欲しい

記事の詳細、全文は、このひとに聞く『我が社に欲しい人材』シリーズ(http://www.fourw.jp/srs/2/)をぜひご覧ください。

シリーズを通じて、「人間力」「ベクトル」「あいさつ」「価値観」などが、複数の企業から共通してお聞きしたキーワードです。さらに、最終回には、共通ポイントとして、次の3つを挙げさせていただきました。

 ・企業の目指す方向や価値観を共有できる人
 ・自分の人生や家族を大事にできる人
 ・女性であることに甘えず驕らず、誠実で向上心のある人


人材をうまく育成し活用している企業が、どんな考え方をしているか、経営者や管理者の方々にも、そして、求職中の方や自分のキャリアに悩んでいる方々にも、一片の参考になれば嬉しく思います。


<追記>
毎日、読んでくださる方があるのに、申し訳なく思いつつ、ブログ更新が滞って申し訳ありませんでした。
この間、公私ともに変化が大きく、書けないネタが貯まってしまいました。
ぼちぼちではありますが、再開したいと思います。引き続きのご愛顧お願いいたします。

仲間が出版「伸びる会社はここが違う!」

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私が大阪府の中小企業支援センターのPMだった時代に一緒に仕事をさせていただいた診断士仲間の方4名が、共著で本を出版されました。仲間の出版、嬉しいです。30社の事例の中には、BMBの仲間も複数紹介されています。皆さんもぜひ読んでみてくださいね^ー^

↓ 書籍はこちらです ↓
http://www.shuppanbunka.com/books/4556/index.html

女性の転職・求人・仕事・キャリアアップの悩みに役立つ情報発信サイト「フォーダブル キャリア」

昨年9月から、女性のための情報発信サイト「フォーダブル キャリア」(http://www.fourw.jp/)に記事を連載しています。

ひとつは、私自身が担当している、「経営者に聞く」シリーズ。毎月、様々な業種の中小企業経営者を訪問、『我が社に欲しい人材』] をテーマにインタビューし、記事にまとめてアップしています。(http://www.fourw.jp/cgr/2/

これまで6社分の記事をアップ済みですが、取材は2ヶ月分ほど先行していて、現在、8社にお伺いしたところです。製造業、IT業、病院、介護事業、ネット通販・・・様々な業種で人材についてのいろんな考え方をお聞きしていますが、実は、各社とも共通して必ずおっしゃることがあります。

それは、「企業経営にはいい人材の確保が不可欠であること」、そして、「いい人材の一番の条件は素直であること」です。文字にすると、とてもシンプルで簡単なことのようですが、毎月、訪問先の経営者の方々の生の声やご苦労をお聞きして、改めて、その言葉の意味深さをかみしめています。

また、取材時には、意識的に、女性の人材活用についての実態や考え方や本音を聞き出すようにして、あまり世間一般には知られていない女性の活躍の可能性をご紹介しようと、工夫しています。

毎月アポ取りから原稿の締切まで、骨の折れる仕事ですが、気づきや出会いも多く、これからも楽しみながら続けたいと思っています。


もうひとつは、女性中小企業診断士の会「ピザの会」のメンバーが、リレー式に担当しているビジネスコラム『自分の好きなことを仕事にして“HAPPY”になるための道しるべ』(http://www.fourw.jp/cgr/4/)。24回目シリーズの最終回が、アップされました。

現在、このコラム欄の記事をベースに、冊子化も企画中です。近々、皆さんにもお届け出来ればと思います。
普段は、各自別々の仕事をしているメンバーで、全体構成と原稿の分担を決めて、一貫性のある記事にするのは初めての試みでしたが、執筆メンバーの協力のもと、ここまで進められたことにたいへん喜びを感じています。

さて、次回からは、第2弾として、「はじめたビジネスを継続し発展させるために」というテーマで、引き続き、ピザの会のメンバーがコラム欄を担当いたします。
今後は、シリーズ性をより高めるために、主人公を登場させ、物語風(?)に話が展開していくようにしています。主人公は、最初のコラムを読んで勉強し、 万全のビジネスプランで、こだわりの雑貨屋さんをオープンしたあゆみさん。彼女のお店をモデルに、開業後に起きる様々な問題や悩みにどう立ち向かい、乗り越えていくのかについて、解説していきます。

これまでご覧いただいた方は引き続き、また、初めての方はバックナンバーも読めますので、ぜひ一度、当サイトにお立ち寄りください。
(なお、現在、記事全文を読むには、会員登録が必要ですが、プライバシーポリシーもきちんと運営されていますので、ぜひご登録いただき、記事を楽しんでください。






新年のご挨拶

年賀状2012-1
年賀状2012-2

明けましておめでとうございます。今年も、公私双方でたくさん年賀状をいただき、ありがとうございました。写真は、今年の公私2パターンの年賀状です。リアルの住所を存じ上げず年賀状を失礼した方にお届けいたします。


元旦の大阪は穏やかなお天気で、家族皆元気でおせちをいただくことができました。ありがたいことです^ー^

今年の年賀状には、同世代の方が男女とも定年前に「早期退職しました」というのが目立ちました。ずっと働き続けてきた二人の女性(高校の同級生)からも退職報告をいた;だきました。一方、世界各地からの旅行写真入りの年賀状はグッと減ったように感じました。

一方では、facebookなどで親しくコメントし合っている方でも、リアルの住所を存じあげず、年賀状の住所録とかなり不一致があることも判明しました。

リアル⇔ネット相互のコミュニケーションの融合を、今年はさらに進化させたいなと感じています。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



Google社のダイバーシティ戦略

年末にあたって、今年参加したイベントの中で、ぜひこれだけはご紹介させていただきたい。

11月5日東京の女性診断士の会”Ami”の設立20周年記念シンポジウム&パーティ「Ami for the NEXT!」に参加してきた。(http://www.cs-office.co.jp/ami/

シンポジウムの第1部は、「女性力を活かす! グローバル水準の働き方に学ぶ」 というテーマで、
グーグル社の新規事業開発アジア太平洋地域統括本部長マスミ・オオサキ・ラインダーズ (Masumi Osaki Reynders) 氏の基調講演。

第2部は、「女性診断士 〜明日に向かう夢〜」と題して、新旧の女性診断士によるパネルディスカッション。
私は、大阪の女性診断士代表(ピザの会代表)として、パネリスト5人のひとりとして、ご招待いただいたわけである。パネリストのうち私を含めたベテランの部3名は、1995年阪神大震災の翌月に、「企業診断」という雑誌の女性診断士の座談会にも招待いただいたメンバーで、今年、東日本大震災の年に再開したのも、何かの縁であろう。

さて、ご紹介したいのは、第1部の講演。(日が経っているので、記憶が定かでない部分はご容赦を…)
マスミさんは、自ら「自分はアメリカ人」とおっしゃるアメリカで生まれ育った女性で、日本語には自信がないと言いながら、日米両方の大学で法学を勉強された法律の専門家である。また、プライベートでは、幼い2人の子どもを持つワーキングマザーでもある。
プロフィールを聞いて、どんなバリバリのキャリアウーマンが現れるかと思いきや、登場したのは、夫が選んでくれたというオレンジ基調の素敵なニットドレスのスレンダーな30代半ばくらいの女性。

黙っていたら、グーグルのアジア太平洋地域統括本部長だとは、恐らく想像できないだろう。

自信がないという日本語で、ひとつひとつ慎重に言葉を選びながら、グーグル社のダイバーシティ戦略について、公開可能な範囲でと断りながら、きちんとしたデータも示しつつ話してくださった。

その彼女の言葉で一番印象的だったこと、感動したことは、
「いい商品・サービスを提供するためには、世界中に国籍・人種・宗教・性別・年齢・・・多様なグーグルユーザがいるのと同じ比率で、グーグル社内に多様な人材が活躍する場を設ける必要があるというのが、グーグル社の考え方である。」
とおっしゃった言葉である。
日本の企業には、顧客の多くが女性であるにも関わらず、男性ばかりが商品開発に当たっているようなところも、未だあるというのに比べると、ずい分と隔たりがある。

ダイバーシティとは、単にマイノリティに配慮するというような考え方ではなく、「多様性をあるがままに受け容れること(受容)である」ということが、ごく自然に戦略に組み込まれている。なんと素晴らしいグローバル企業戦略!

一年の終わりに当たって、ブログを読んでくださる皆さんと、ぜひこのことを共有したかった。

ほんとに、納得できた講演だった。


変わって、第2部のパネルディスカッションでは、事前の打合せもほとんどなく、夜中にメールで意見交換しただけのぶっつけ本番だった。さらに、結局、私はいつものように、準備したストーリーをその場でかなりアレンジしてしまったのだが、会場の方々には、ある程度思いを伝えられたように感じていた。実は、マスミさんが、前列で大きく頷いてくださったことがすごく励みになっていたのである。
シンポジウム終了後のパーティでは、マスミさんは多くの方々に囲まれ和やかに楽しんでおられたので、控え室で少しお話ししていた私は遠慮していたのだが、パーティーの終了間際に彼女が私のところにきて、「北口さん」と呼びかけた。

「北口さんが、パネルディスカッションで言っていたことは、たいへん重要だと思います。私も同じ考えです。グーグルも実際には講演で紹介したようには、なかなかうまく行きません。でも、あきらめずにお互い頑張りましょう!」と握手を求められた。

北口さんが言っていたことというのは、「女性は結婚もする、子どもも産む。そして仕事もする。生身の人間としてあるがままに働ける世の中でありたい。」・・・恐らく、この辺りのことだったろう。

グーグル社のキャリア女性と、思いを共有できたこと。私にとって、今年の大きな収穫である。

嬉しかったこととして、最後に少し付け加えました。


では、皆さま、来年がどうぞ良い年でありませすように!

成長パラノイアからの脱出

先週末、放送大学大阪学習センター開設20周年記念講演会で、阪大名誉教授の川北稔氏の講演を聞く機会があった。

会場は、淀屋橋駅から少し西に入ったところにある「大阪倶楽部」という大正時代の建物。初めて訪れたのだが、英国風会員制社交倶楽部としての歴史が100年も続いており、現在も会員1200名余(平均年令72歳)という、私の日常とは少し異次元の世界であった。(地図と写真

さて、講演のテーマは、「東日本大震災と世界システムのゆくえ−歴史の見方−」。講師の川北氏は、我が国のイギリス近世・近代史の第一人者らしい。

クリスマスモードの落ち着いた室内装飾の施されたホールで、地下鉄御堂筋線の事故のため、10分ほど遅れて講演が始まった。

まず、王国と帝国の違いを話される。王国には王様、帝国では皇帝が統治するが、帝国はできるだけ統治領土を拡げるために内乱(内部の競争)をさけるのに対して、小さな王国がたくさん存在する近世の西ヨーロッパでは、これらの王国(独立した主権国家)が互いに経済競争をしあって発展してきた。

つまり、帝国では内部に競争や成長がないのに対し、近世ヨーロッパでは、「成長パラノイア」に取り憑かれてきたと言える。パラノイアというのは、「偏執狂」と訳され、昨日よりも今日、今日よりも明日。ライバルよりも先に、日々成長しなければならない、経済は成長しなければいけないと、やっきになることを指した表現である。

氏は、これがヨーロッパを中心とする近代の「世界システム」であり、経済の成長を支えてきたので、「パラノイア」は必ずしも悪い意味だけを指すものではないという。

そして、黒船来航・開国・明治維新と辿った我が国の近代史も、外から見れば、日本がこの「世界システム」に組み込まれたと解釈できるのだそうだ。

こうして今や世界システムは、西ヨーロッパから、アメリカ、日本、ロシア、中国にまで及び、世界中が経済競争に組み込まれている。「成長パラノイア」は、一度組み込まれると、脱出することは難しいらしい。交通や通信網の発達もあり、地球規模で世界はひとつのシステムに組み込まれてしまったかのようだ。

私たちは、世界=地球と何気なく思っているが、この世界システムが広がるまでは、キリスト教の世界、イスラムの世界をはじめ、◯◯の世界という独自の世界(システム)が、各地にいっぱいあったとも言える。

しかし、今では、世界中がヨーロッパ起源の世界システムの中にあって、「成長パラノイア」に取り憑かれている…

そうだよなぁ〜私たちの毎日はまさに「成長パラノイア」の中で、時間と戦いながらあくせく働き、働くだけではない、新しいことをどんどん勉強して成長しなければ置いてかれるとばかりいろんなことを貪欲に学んでいる。
仕事の場面でも、企業に「成長しなければ存続できませんよ」とアドバイスしている。


納得したところで、氏の話は先に進む。
アメリカにおける、9・11やリーマンショック、そして、東日本大震災での原発事故などが続き、50年くらいの長期サイクルでみると、この「世界システム」が変化している時期にあるのではないか。

節電・脱原発で、いかに経済成長できるのか?

「成長パラノイア」も、たかだか数世紀の話である。歴史学者の氏から見ると、中世の世界システムに戻ることはないけれど、この世界システムも、そろそろ次のシステムに移行するのではないかと、解釈できるようだ。

津波と原発でわかったことは、我々は自然には勝てない、しかも、自分たちが作った道具が自分たちの命と安全を脅かし向かってくるということだ。

さて、私達は、成長パラノイアから、脱出できるのだろうか?
ヨーロッパのEUのような、ぼんやりした緩やかな国の連携体が、今後の世界のあり方を試行しているのかも知れない。急成長しなくとも、長期的に見ればフラットながらも成長している世界システム。

次は、どんなシステムなのかは、明言を避けられたが、最後に明確におっしゃた。
歴史を見ても、「天然の災害でそのまま潰れた社会はない」そうだ。

「成長パラノイア」を核とする近代世界システムの中で復興するのか、はたまた、別の新たな世界システムへの移行が始まっているのか、自分自身もしっかりと、考え見極めたいと思う。


頭を必死で働かせた約90分の講演は、たいへん新鮮で有意義だった。
プロフィール

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企業の経営とIT・人材育成・キャリア開発について、中小企業の経営者や起業家の皆さまを全力で支援する、不安を安心に変えるあなたのビジネスパートナー

オフィスKITS 代表 北口祐規子(中小企業診断士・ITコーディネータ)です。

皆さんのお便りお待ちしています。

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